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IReplicaMetadata インターフェイス

メタデータ ストア内のレプリカのメタデータと項目のメタデータへのアクセスを提供します。また、IReplicaMetadata は、削除検出サービスおよび同期プロバイダー メソッドを実装するためのヘルパーも提供します。

構文

interface IReplicaMetadata : IUnknown

メンバー

IReplicaMetadata は、次の概念的なグループに分割できます。

レプリカのメタデータ

IReplicaMetadata の次のメンバーは、レプリカ全体に関連付けられているメタデータへのアクセスを提供します。

IReplicaMetadata メソッド

説明

IReplicaMetadata::GetReplicaId

このメタデータに関連付けられているレプリカの ID を取得します。

IReplicaMetadata::GetNextTickCount

このレプリカに関して以前に保存されたティック数を増分し、新しい値をストアに保存して、新しい値を返します。

IReplicaMetadata::GetKnowledge

このレプリカに関する現在のナレッジを取得します。

IReplicaMetadata::SetKnowledge

このレプリカに関する現在のナレッジを設定します。

IReplicaMetadata::GetForgottenKnowledge

このレプリカに関する忘れられたナレッジを取得します。

IReplicaMetadata::SetForgottenKnowledge

このレプリカに関する忘れられたナレッジを設定します。

IReplicaMetadata::GetCustomFieldMetadata

このレプリカに関連付けられているカスタム メタデータ フィールドを取得します。

IReplicaMetadata::SetCustomFieldMetadata

このレプリカに関連付けられているカスタム メタデータ フィールドを設定します。

IReplicaMetadata::SaveReplicaMetadata

レプリカ メタデータのプロパティの変更をメタデータ ストアに保存します。

注意

これらのプロパティまたはメソッドを使用して IReplicaMetadata のインスタンスに対して加えられた変更は、SaveReplicaMetadata が呼び出された後でしかメタデータ ストアに保存されません。

項目のメタデータ

IReplicaMetadata の次のメンバーは、項目に関するメタデータへのアクセスを提供します。

IReplicaMetadata メソッド

説明

IReplicaMetadata::CreateEmptyFieldValue

既定値を含む IFieldValue を新規作成します。

IReplicaMetadata::CreateNewItemMetadata

新しい項目メタデータ エントリをメタデータ ストアに追加するために使用される IItemMetadata オブジェクトを新規作成します。

IReplicaMetadata::SaveItemMetadata

項目メタデータのプロパティの変更をメタデータ ストアに保存します。

IReplicaMetadata::RemoveItemMetadataByGlobalId

項目メタデータをメタデータ ストアから削除します。

IReplicaMetadata::FindItemMetadataByGlobalId

グローバル ID を指定した項目の項目メタデータを取得します。

IReplicaMetadata::FindItemMetadataByUniqueIndexedFields

指定された値をインデックス付きフィールドに持つ一意の項目メタデータ エントリを返します。

IReplicaMetadata::FindItemMetadataByIndexedFields

指定された値をインデックス付きフィールドに持つ項目メタデータ エントリの一覧を返します。

IReplicaMetadata::GetLastDeletedItemsCleanupTime

削除済み項目が CleanupDeletedItems によって前回クリーンアップされた時刻を取得します。

IReplicaMetadata::CleanupDeletedItems

前回のクリーンアップから指定した時間が経過している場合に、削除済みマークが付いている項目を削除します。

IReplicaMetadata::GetItemCount

メタデータ ストア内の項目の総数、およびメタデータ ストア内の削除済み項目の数を取得します。

注意

IItemMetadata のインスタンスに対して加えられたプロパティの変更は、SaveItemMetadata が呼び出された後でしかメタデータ ストアに保存されません。

同期プロバイダーに関するヘルプ

IReplicaMetadata の次のメンバーは、同期プロバイダー メソッドの実装を可能にします。

IReplicaMetadata メソッド

説明

IReplicaMetadata::GetItemBatchVersions

このレプリカに格納されている項目の各バージョンが含まれている変更バッチを取得します。これらの項目は、他のプロバイダーから送信された変更バッチで参照されている項目に一致します。

IReplicaMetadata::GetFullEnumerationItemBatchVersions

このレプリカに格納されている項目の各バージョンのうち、完全な列挙の一部として他のプロバイダーからの変更バッチで参照されている項目に一致するバージョンが含まれた変更バッチを取得します。

IReplicaMetadata::GetChangeBatch

同期先プロバイダーからの指定されたナレッジに含まれていない項目の項目メタデータが含まれた変更バッチを取得します。

IReplicaMetadata::GetFilteredChangeBatch

同期先プロバイダーからの指定されたナレッジに含まれていない項目のうち、指定された静的フィルターまたは動的フィルターによって受け入れられる項目の項目メタデータが含まれた変更バッチを取得します。

IReplicaMetadata::GetFullEnumerationChangeBatch

指定した最小値より大きい ID を使用している項目の項目メタデータが含まれた変更バッチを、完全な列挙の一部として取得します。

削除検出

削除検出サービスは IReplicaMetadata メソッドのセットで、項目ストアから削除された結果、メタデータ ストア内で削除済みとしてマークする必要がある項目を判別するために使用できます。

IReplicaMetadata メソッド

説明

IReplicaMetadata::ResetReportingWatermark

すべての項目を未報告とマークして、削除検出サービスをリセットします。

IReplicaMetadata::ReportLiveItemByIndexedFields

インデックス付きフィールド値で識別される項目がアクティブであり、削除済みと見なすべきでないことを報告します。

IReplicaMetadata::ReportLiveItemByGlobalId

指定した項目がアクティブであり、削除済みと見なすべきでないことを報告します。

IReplicaMetadata::GetUnreportedItems

現在メタデータ ストアでアクティブな項目としてマーク付けされておらず、まだ削除済みとマーク付けされていない項目の一覧を返します。

IReplicaMetadata::GetUnreportedItemsByIndexedFields

指定した一連のインデックス付きフィールド値があり、現在メタデータ ストアでアクティブな項目としてマーク付けされておらず、まだ削除済みとマーク付けされていない項目の一覧を返します。

要件

Header: Metastore.h

関連項目

その他の技術情報

Sync Framework Metadata Storage Service のコンポーネント

レプリカ メタデータへのアクセス

プロバイダーとの相互運用

削除済み項目の検出