SQL Server の発行元コンピュータの構成方法
適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2
前回の改訂 : 2008 年 8 月
発行手順により、サブスクライバが必要なデータのみを受信するようにするために、レプリケートするデータおよびデータベース オブジェクトを選択できます。Configuration Manager 2007 では、完全なサイト データベース レプリケーションがサポートされていないため、特定のサイト データベース オブジェクトのみをレプリケートしてください。
注意
Configuration Manager 2007 のインストール環境では、サイト データベース レプリカにアクセスするサイト システムをサポートするためにレプリケートする必要があるオブジェクトは、98 個 (テーブルが 48 個、ストアド プロシージャが 44 個、ビューが 4 個、およびユーザー定義関数が 2 個) あります。Configuration Manager 2007 SP1 のインストール環境では、サイト データベース レプリカにアクセスするサイト システムをサポートするためにレプリケートする必要があるオブジェクトは、99 個 (テーブルが 49 個、ストアド プロシージャが 44 個、ビューが 4 個、およびユーザー定義関数が 2 個) あります。
これらの手順を開始する前に、レプリケーション前の必須タスクを完了してください。 レプリケーション前のセットアップに必要なタスクの詳細については、「レプリケーション前に必要なセットアップ タスクの実行方法」を参照してください。
次の手順に従って、サイト データベースをホストする SQL Server を、レプリケーション用のサイト データベースを発行し、それ自体のディストリビュータとして機能させるように構成できます。
サイト データベースをホストする SQL Server を、レプリケーション用のサイト データベースを発行するように構成するには
サイト データベースをホストする SQL Server に接続した SQL Server 2005 の [SQL Server Management Studio] コンソールで、[レプリケーション] を右クリックし、[ディストリビューションを構成する] をクリックしてディストリビューションの構成ウィザードを起動します。
[ようこそ] ページが表示された場合は、[次へ] をクリックします (表示された場合)。
[ディストリビュータ] ページで、['<サイト サーバー名>' を独自のディストリビュータとする (SQL Server はディストリビューション データベースとログを作成します)] を選択します。
SQL Server エージェント サービスがまだ開始されていない場合は、[SQL Server エージェントの起動] ページで開始する必要があります。
注意
SQL Server サービス アカウントに SQL Server コンピュータの管理者権限がない場合は、SQL Server エージェント サービスを手動で開始し、SQL Server の起動時に自動的に開始されるように構成する必要があります。
[スナップショット フォルダ] ページで、格納されているサイト データベース スナップショット情報を取得するために、サブスクライバの SQL Server がアクセスする空の共有ネットワーク リソースを入力します。
重要
スナップショット フォルダに対して有効な UNC 共有パスを指定する必要があります。スナップショット フォルダに対してローカル ドライブ パスを使用すると、サブスクライバの SQL Server コンピュータに作成されたプル サブスクリプションはサポートされません。
[ディストリビューション データベース名] ページで、サイト データベースの配布をサポートするために作成するシステム データベースのデータベース名およびデータベース ファイルのインストール ディレクトリを指定します。
注意
配布データベース ファイルのインストール パスは、SQL Server コンピュータのローカルであること、およびドライブ文字とコロン (たとえば C:) で始めることが必要です。
[パブリッシャ] ページで、SQL Server が発行元になったときにディストリビュータ データベースを使用するためにサイト データベースをホストする SQL Server を選択します。
[ウィザードのアクション] ページで、[ディストリビューションを構成する] を選択します。
[ウィザードの完了] ページで、配布を構成するために使用する設定を確認し、[完了] をクリックします。
配布の構成が完了したら、[構成中] ページで [閉じる] をクリックします。
必要な SQL Server レプリカのサイト データベース情報に合わせて新しいローカル パブリケーションを構成するには
サイト データベースをホストする SQL Server に接続した SQL Server 2005 の [SQL Server Management Studio] コンソールで、[レプリケーション] を展開して [ローカル パブリケーション] を右クリックし、[新規パブリケーション] をクリックしてパブリケーションの新規作成ウィザードを起動します。
パブリケーションの新規作成ウィザードの [ようこそ] ページで、[次へ] をクリックします。
[パブリケーション データベース] ページで、サイト データベースを選択します。
[パブリケーションの種類] ページで、[トランザクション パブリケーション] を選択します。
[アーティクル] ページで、レプリケーション アーティクルとして発行するために必要なサイト データベース オブジェクトを選択します。発行する必要があるサイト データベース オブジェクトを特定するには
[SQL Server Management Studio] コンソールで、サイト データベース名を右クリックし、[新しいクエリ] をクリックします。
SQL Server Management Studio の結果ウィンドウで、次のクエリを入力します。「Select ObjectName from ReplicatedObjects where SiteSystemType = 'MP'」と入力し、[実行] をクリックします**。**
注意
SQL Server サイト データベース レプリカにアクセスするためにサーバー ロケータ ポイント サイト システムをサポートするのに必要なオブジェクトが、管理ポイントでレプリケートされたオブジェクト クエリの一部として返されます。このステップが完了した後は、サイト レプリカにアクセスするように構成されたサーバー ロケータ ポイント サイト システムをサポートするために、その他のオブジェクトのレプリケーションを構成する必要はありません。SQL Server レプリカへのサーバー ロケータ ポイント アクセスをサポートするだけのために、SQL Server サイト データベース レプリケーションを構成している場合は、次のクエリを使用できます。Select ObjectName from ReplicatedObjects where SiteSystemType = 'SLP'
[アーティクルの問題点] ページで、一覧表示されているテーブルとオブジェクトが、レプリケーション用に選択されていることを確認します。
[テーブル行のフィルタ選択] でテーブルのフィルタを追加しないでください。
[スナップショット エージェント] ページで、[スナップショットをすぐに作成し、サブスクリプションを初期化できるようにそのスナップショットを保持する] を選択します。[以下のスケジュールでスナップショット エージェントを実行する] を選択し、既定のスケジュールを受け入れます。または、[変更] をクリックして、レプリケーションの要件に従ってスナップショット エージェントを実行する毎日のスケジュールの頻度を構成します。
[エージェント セキュリティ] ページで、[セキュリティ設定] をクリックし、スナップ ショット エージェントおよびログ リーダー エージェントに使用するアカウントを構成します。
[ウィザードのアクション] ページで、[パブリケーションを作成する] が選択されていることを確認します。
[ウィザードの完了] ページで、パブリケーションの名前を入力し、パブリケーションの設定を確認して、[完了] をクリックします。
[パブリケーションを作成しています] ページで、パブリケーションが作成されたら、[閉じる] をクリックします。
参照:
タスク
SQL Server のサブスクライバ コンピュータの構成方法