Windows Server Update Services (WSUS) 3.0

ソフトウェアの更新の同期と、クライアントでのソフトウェアの更新の対応評価スキャンを行うには、WSUS 3.0 が必要です。ソフトウェアの更新ポイント サイトの役割は WSUS サーバーを必須コンポーネントとして使用するため、この役割を作成する前に WSUS サーバーをインストールする必要があります。このソフトウェアの更新ポイント コンポーネントは、WSUS への同期要求、サイト サーバー データベースへのソフトウェアの更新メタデータの挿入、および現在のステータスを示す状態メッセージの送信を処理します。クライアントは、ソフトウェアの更新の対応評価スキャンを実行するときに WSUS サーバーと接続します。クライアント コンピュータ上の Windows Update エージェント (WUA) は、スキャンを実行するための関連するソフトウェアの更新メタデータを取得するために WSUS サーバーに接続します。WSUS 3.0 は、Microsoft ダウンロード センター Web サイトからダウンロードできます。

詳細については、「Windows Server Update Services 3.0 のインストール方法」を参照してください。

Windows Update エージェント (WUA) 3.0

クライアントが WSUS 3.0 サーバーに接続し、対応のスキャンに必要なソフトウェアの更新の一覧を取得するには、WUA 3.0 クライアントが必要です。Configuration Manager のインストールを実行すると、Windows Update エージェントの最新バージョンがダウンロードされます。Configuration Manager クライアントがインストールされると、Windows Update エージェントが必要に応じてアップグレードされます。インストールが失敗したら、別の方法を使用して、Windows Update エージェントをアップグレードする必要があります。クライアントの Windows Update エージェントを確認する方法については、「クライアントの Windows Update エージェントのバージョンを確認する方法」を参照してください。

Windows Update エージェントをインストールする方法の詳細については、「クライアント コンピュータに Windows Update エージェントをインストールする方法」を参照してください。

ネットワーク負荷分散 (NLB)

各ソフトウェアの更新ポイントは、リモート サイト システム サーバーにインストールされている場合は最大 25,000 台のクライアント コンピュータをサポートでき、サイト サーバーと同じ場所に配置されている場合はこの台数より少なくなります。アクティブなソフトウェアの更新ポイントにそれ以上のクライアント コンピュータの接続が予測される場合は、WSUS とアクティブなソフトウェアの更新ポイントを、ネットワーク負荷分散 (NLB) を使用するように構成する必要があります。詳細については、「アクティブなソフトウェアの更新ポイントを構成して NLB クラスタを使用する方法」を参照してください。

Windows インストーラ 3.1

クライアント コンピュータに Windows インストーラ 3.1 がインストールされている必要があります。インストールされていないと、特定のソフトウェアの更新 (Microsoft Office の更新など) がソフトウェアの更新の対応スキャンで検出されません。

ほとんどのクライアント コンピュータには既に Windows インストーラ 3.1 がインストールされているはずですが、インストールが必要な場合は、Microsoft ダウンロード センター Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?linkid=21788) からダウンロードできます。

レポート ポイント サイト システム

ソフトウェアの更新 Web レポートを表示するには、レポート ポイント サイト システムの役割がインストールされている必要があります。レポート ポイントの作成の詳細については、「レポート ポイントの作成方法」を参照してください。