次の方法で共有


ネットワーク探索について

適用対象: System Center Configuration Manager 2007, System Center Configuration Manager 2007 R2, System Center Configuration Manager 2007 R3, System Center Configuration Manager 2007 SP1, System Center Configuration Manager 2007 SP2

ネットワーク探索は、Microsoft DHCP サーバー、ルータのアドレス解決プロトコル (ARP) キャッシュ、および SNMP が有効なデバイスへのクエリを実行して、ネットワークにある IP 対応リソースを検索します。ネットワーク探索は Active Directory ドメインおよび IP サブネットの検索も行うことができます。

リソースを探索するには、ネットワーク探索がリソースの IP アドレスだけでなく、そのサブネット マスクも特定できる必要があります。ネットワークにはさまざまな種類のデバイスが接続されている可能性があるので、構成マネージャー クライアント ソフトウェアをサポートしない、構成マネージャー では管理できないリソースがネットワーク探索により検出されることもあります。

ネットワーク探索は、探索レコードの一部として、次のように多くの属性の一覧を提供することができます。

  • NetBIOS 名

  • IP アドレス

  • リソース ドメイン

  • システムの役割

  • SNMP コミュニティ名

  • MAC アドレス

複雑なネットワークと低帯域接続が原因でネットワーク探索の実行速度が低下し、大量のネットワーク トラフィックが発生することがあります。推奨する運用方法として、探しているリソースが他の探索方法では検出できない場合にのみネットワーク探索を実行するようお勧めします。ただし、ワークグループ コンピュータを見つける必要がある場合などは、ワークグループ コンピュータは他の探索方法では検索できないので、ネットワーク探索を使用します。

ネットワーク探索の構成方法については、「ネットワーク探索について」および「ネットワーク探索の管理方法」を参照してください。

ネットワーク探索の操作は、サイト サーバーの <インストール パス>\Logs フォルダの netdisc.log ログ ファイルに記録されます。

ネットワーク探索の種類

ネットワーク探索を使用して、ネットワークの全般的なトポロジを特定することができます。この方法を使用したネットワーク トポロジの探索の詳細については、「ネットワークのトポロジの決定方法」を参照してください。

ネットワーク探索には、次の 3 つのレベルがあります。

  • トポロジ:このレベルでのネットワーク探索は、SNMP を使用して、サブネットやルータなどの IP アドレスを指定できるリソースを探索します。例については、「トポロジのみのネットワーク探索」を参照してください。

  • トポロジとクライアント:このレベルではさらに、SNMP、DHCP、および Windows ブラウザを使用して、コンピュータなどの存在する可能性があるクライアントと、プリンタやルータなどのリソースも探索します。例については、「トポロジーとクライアントのみのネットワーク探索」を参照してください。

  • トポロジ、クライアント、およびクライアントのオペレーティング システム:トポロジおよび存在する可能性があるクライアントに加えて、ネットワーク探索は、SNMP、DHCP、Windows ブラウザ、および Windows ネットワーク呼び出しを使用して、コンピュータのオペレーティング システム名とバージョンを確認します。例については、「トポロジ、クライアント、およびオペレーティング システムのネットワーク探索」を参照してください。

参照:

タスク

ネットワーク探索の構成方法

概念

Configuration Manager の探索について

その他のリソース

探索の概要
ネットワーク探索のプロパティ