次の方法で共有


Configuration Manager 2007 SP2 がサポートする構成

適用対象: System Center Configuration Manager 2007 SP2

ここでは、環境で Configuration Manager 2007 SP2 を実装および保守するための要件を示します。Configuration Manager 2007 でサポートする一般的な構成については、「Configuration Manager がサポートする構成」を参照してください。Configuration Manager のインストールの前提条件の詳細については、「Configuration Manager のインストールの前提条件」を参照してください。

注意

以下の情報は、Configuration Manager 2007 SP2 のみに適用されます。

サポートされるアップグレード パス

Configuration Manager 2007 SP2 には、次の種類があります。

  • 評価版: インストール後の利用可能期間は 180 日。

  • サービス パック版。既存の Configuration Manager 2007 または Configuration Manager 2007 SP1 サイトのインストールに適用する際に使用します。

  • 完成版: Configuration Manager 2007 SP2 の新規インストールまたはアップグレード インストール用。

次の表に、Configuration Manager 2007  SP2 にアップグレードできるバージョンを示します。Configuration Manager 2007 SP2 へのアップグレードの詳細については、「Configuration Manager 2007 SP2 のアップグレード チェックリスト」を参照してください。

  Configuration Manager 2007 SP2 評価版 Configuration Manager 2007 SP2 サービス パック版 Configuration Manager 2007 SP2 の完成版

System Management Server (SMS) 2003 SP2

いいえ

いいえ

いいえ

SMS 2003 SP3

いいえ

いいえ

はい

Configuration Manager 2007 (サービス パックなし)

いいえ

はい

はい

Configuration Manager 2007 の評価版

いいえ

いいえ

いいえ

Configuration Manager 2007 SP1

いいえ

はい1

はい1

Configuration Manager 2007 SP1 評価版

いいえ

いいえ

はい1

Configuration Manager 2007 SP2 評価版

該当なし

いいえ

はい1

R2 機能のリリースのインストールと 1 Configuration Manager 2007 SP1 または Configuration Manager 2007 SP2 の評価版のインストールもサポートされます。

Configuration Manager 2007 SP2 システム要件

Configuration Manager 2007 SP2 では、サポートされるサイト システムとクライアントの要件が、SP1 がインストールされた Configuration Manager 2007 の要件から変更されています。

コンピュータ クライアントのオペレーティング システム要件

以下の表は、Configuration Manager 2007 SP2 コンピュータ クライアントのインストールでサポートされているオペレーティング システムを示しています。コンピュータ クライアントのハードウェア要件の一覧については、「Configuration Manager がサポートする構成」を参照してください。

注意

Microsoft では、現在のサービス パックに対する、また場合によっては直前のサービス パックに対するサポートを提供しています。使用している製品のサポート スケジュールを確認するには、「サポート対象サービス パック」 Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=31975) を参照してください。Microsoft のサポート ライフサイクル ポリシーの詳細については、Microsoft サポートの「ライフサイクル ポリシー FAQ」Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=31976) を参照してください。

オペレーティング システム エディション サービス パック システム アーキテクチャ 3

Windows 2000

Professional、Server、Advanced Server、または Datacenter Server1

SP4

x86

Windows XP Professional

SP2 または SP3

x86

Windows XP Tablet PC Edition

SP2

x86

Windows XP Professional x64 Edition

SP2

x64

Windows XP Embedded 4

SP2 または SP3

x86

Windows Embedded Standard 2009 4

x86

Windows Embedded Point of Service 1.0 および 1.14

x86

Windows Embedded POSReady 2009 4

x86

Windows Embedded Standard 7 4

x86 または x64

Windows Fundamentals for Legacy PCs

x86

Windows Vista

Business、Enterprise、または Ultimate

サービス パックなし、SP1、または SP2

x86 または x64

Windows 7

Professional、Enterprise、または Ultimate

x86 または x64

Windows Server 2003

Web Edition

SP1 または SP2

x86

Windows Server 2003

Standard Edition

SP1 または SP2

x86 または x64

Windows Server 2003

Enterprise Edition、Datacenter Edition1

SP1 または SP2

x86、x64、または IA64

Windows Server 2003 R2

Standard Edition

x86 または x64

Windows Server 2003 R2

Enterprise Edition または Datacenter Edition1

x86、x64、または IA64

Windows Storage Server 2003

Express Edition、Workgroup Edition、Standard Edition、または Enterprise Edition

SP1 または SP2

x86 または x64

Windows Storage Server 2008

Basic Edition、Workgroup Edition、Standard Edition、または Enterprise Edition

SP1 または SP2

x86 または x64

Windows Server 2008 2

Standard、Enterprise、または Datacenter

SP1 または SP2

x86 または x64

Windows Server 2008 R22

Standard、Enterprise、または Datacenter

x64

Windows Server 2008 (Itanium ベース システム用)

IA64

1Windows 2000 Datacenter Server および Windows Server 2003 Datacenter Edition は Configuration Manager 2007 SP2 でサポートされますが、動作は保障されません。Windows 2000 Datacenter Server および Windows Server 2003 Datacenter Edition 固有の問題に対しては、修正プログラムのサポートは提供されません。

2 クライアントは Windows Server 2008 の Server Core インストールおよび完全インストールでサポートされています。ただし、必要な構成管理および帯域外管理は、Windows Server 2008 の完全インストールのみでサポートされます。必要な構成管理は、Windows Server 2008 R2 の Server Core インストールで Microsoft .NET Framework 2.0 が含まれている場合にはサポートされます。

3 Configuration Manager 2007 x64 および Itanium ベース システムでの SP2 のサポートは、64 ビット オペレーティング システムでの 32 ビット コードの実行によって行われます。

4オペレーティング システムの展開には、Windows Embedded 2009 および Windows Embedded Standard 7 のみがサポートされています。Windows Embedded のサポートの制約については、「Configuration Manager の Windows Embedded サポートにおける既知の制限」を参照してください。

モバイル デバイス クライアントのオペレーティング システム要件

以下の表は、Configuration Manager 2007 SP2 モバイル デバイス クライアントのインストールでサポートされているオペレーティング システムを示しています。モバイル デバイスのハードウェア要件の一覧については、「Configuration Manager がサポートする構成」を参照してください。

オペレーティング システム エディション

Windows Mobile for Pocket PC

2003、2003 Second Edition、Phone Edition 2003、Phone Edition 2003 Second Edition、5.0、または Phone Edition 5.0

注意

Windows Mobile for Pocket PC 5.0 と Windows Mobile for Pocket PC Phone Edition 5.0 のパスワード管理には、Messaging and Security Feature Pack (MSPF) が必要です。詳細については、Windows Mobile サイトの「Messaging and Security Feature Pack (メッセージングとセキュリティの機能パック)」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=80392) を参照してください。

Windows Mobile

Smartphone 2003、5.0 Smartphone、6 Standard、6 Professional、6 Classic、6.1 または 6.5

注意

Windows Mobile Smartphone 2003 では、パスワード管理はサポートされていません。Windows Mobile 5.0 Smartphone のパスワード管理には、Messaging and Security Feature Pack (MSPF) が必要です。詳細については、Windows Mobile サイトの「Messaging and Security Feature Pack (メッセージングとセキュリティの機能パック)」 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=80392) を参照してください。

Windows CE

4.2 (ARM プロセッサのみ)、5.0 (ARM および x86 プロセッサ)、または 6.0 (ARM および x86 プロセッサ)

重要

Windows CE 6.0 は、サイト サーバー コンピュータに修正プログラム 977384 をインストールした後でのみ、Configuration Manager 2007 SP2 でサポートされます。この問題点に関する情報とこの修正プログラムのダウンロードについては、Microsoft のサポート技術情報の記事 977384 (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=180992) を参照してください。

注意

Windows CE 4.2 のサポートには、System Management Server (SMS) 2003 デバイス管理 Feature Pack と一緒に配布されたモバイル デバイス クライアントが必要です。このクライアントは、混在モードでのみハードウェア インベントリ、ソフトウェア インベントリ、ファイル コレクション、およびソフトウェアの配布をサポートします。Windows CE 4.2 は、ネイティブ モードではサポートされません。SMS 2003 モバイル デバイス Feature Pack の詳細については、「SMS Device Management Feature Pack (SMS 2003 デバイス管理 Feature Pack)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=129496) を参照してください。

オペレーティング システムの展開など、一部の Configuration Manager 2007 クライアント機能は、モバイル デバイス クライアントではサポートされません。Configuration Manager を使用したデバイスの管理方法については、「モバイル デバイス管理の概要」を参照してください。

サイト システムのオペレーティング システム要件

以下のセクションに、Configuration Manager 2007 コアおよび機能限定サイト システムの役割のインストールに関するサイト システムのオペレーティング システム要件を示します。Configuration Manager 2007 サイト システムのハードウェアの最小要件については、「Configuration Manager がサポートする構成」を参照してください。

注意

Microsoft では、現在のサービス パックに対する、また場合によっては直前のサービス パックに対するサポートを提供しています。使用している製品のサポート スケジュールを確認するには、「サポート対象サービス パック」 Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=31975) を参照してください。Microsoft のサポート ライフサイクル ポリシーの詳細については、Microsoft サポートの「ライフサイクル ポリシー FAQ」Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=31976) を参照してください。

基本的なサイト システムの要件

以下の表に、Configuration Manager 2007 SP2 の基本的なサイト システムの役割のインストールに関するサイト システムのオペレーティング システム要件を示します。

キー:

√ = サポートされる

Ø = サポートされない

オペレーティング システム プライマリ サイト サーバー セカンダリ サイト サーバー 管理ポイント 標準の配布ポイント ブランチ配布ポイント サーバー ロケータ ポイント サイト データベース サーバー フォールバック ステータス ポイント Configuration Manager コンソール2 SMS プロバイダ コンピュータ

Windows XP Professional (SP2 または SP3)

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows XP Professional x64 Edition (SP2)

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows Vista Business、Enterprise、または Ultimate

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows Vista Business、Enterprise または Ultimate 64 ビット (サービス パックなし、SP1、または SP2)

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows 7 Professional、Enterprise、または Ultimate

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows 7 Professional、Enterprise、または Ultimate 64 ビット

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows Server 2003 Standard Edition、Enterprise Edition、または Datacenter Edition (SP1 または SP2)

Windows Storage Server 2003 Express Edition、Workgroup Edition、Standard Edition、または Enterprise Edition (SP1 または SP2)

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows Server 2003 Standard x64 Edition、Enterprise x64 Edition、または Datacenter x64 Edition (SP1 または SP2)

Windows Storage Server 2003 Workgroup x64 Edition、Standard x64 Edition、または Enterprise x64 Edition (SP1 または SP2)

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows Server 2003 R2 Standard Edition、Enterprise Edition、または Datacenter Edition

Windows Server 2008 Standard、Enterprise、または Datacenter1 (SP1 または SP2)

64 ビット版 Windows Server 2008 Standard、Enterprise、または Datacenter 1 (SP1 または SP2)

Windows Storage Server 2008

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows Storage Server 2008 x64 Edition

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Ø

Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、または Datacenter1

1サイト システムの役割は、Windows Server 2008 の Server Core または Foundation オペレーティング システムのインストールではサポートされません。Windows Server 2008 上でホストしているサイト システムの役割に関する構成要件の詳細については、「Windows Server 2008 をサイト システムとして構成する方法」を参照してください。

2プライマリ サイト サーバーの役割を除き、サイト システムの役割を実行しているコンピュータに Configuration Manager 2007 コンソールをインストールすることはできません。

機能限定サイト システムの要件

Configuration Manager 2007 SP2 に新しいサイト システムの役割は追加されてません。 

以下の表に、Configuration Manager 2007 SP2 の機能限定サイト システムの役割のインストールに関するサイト システムのオペレーティング システム要件を示します。

キー:

√ = サポートされる

Ø = サポートされない

オペレーティング システム ソフトウェアの更新ポイント 状態移行ポイント レポート ポイント システム正常性検証ツール ポイント PXE サービス ポイント 帯域外サービス ポイント 資産インテリジェンス同期ポイント

Windows Server 2003 Standard Edition、Enterprise Edition、または Datacenter Edition (SP1 または SP2)

√4

Ø

√3

Windows Server 2003 Standard x64 Edition、Enterprise x64 Edition、または Datacenter x64 Edition (SP1 または SP2)

√4

√2

Ø

√3

Windows Server 2003 R2 Standard Edition、Enterprise Edition、または Datacenter Edition

Ø

Windows Server 2008 Standard、Enterprise、または Datacenter 1 (SP1 または SP2)

64 ビット版 Windows Server 2008 Standard、Enterprise、または Datacenter 1 (SP1 または SP2)

√2

Windows Server 2008 R2 Standard、Enterprise、または Datacenter1

1サイト システムの役割は、Windows Server 2008 または Windows Server 2008 Foundation の Server Core インストールではサポートされていません。Windows Server 2008 でサイト システムの役割をホストする構成要件の詳細については、「Windows Server 2008 をサイト システムとして構成する方法」を参照してください。

2レポートでグラフを使用するには、Office Web コンポーネント (Microsoft Office 2000 SP2、Microsoft Office XP、または Microsoft Office 2003) をインストールする必要があります。ただし、64 ビット オペレーティング システムでは、Office Web コンポーネントはサポートされません。レポートでグラフを使用する場合、レポート ポイントを有効にするには 32 ビット オペレーティング システムを使用する必要があります。

3帯域外サービス ポイントは、Windows Server 2003 SP1 を実行しているコンピュータではサポートされません。Windows Server 2003 SP2 を実行している帯域外サービス ポイントには、KB 942841 が必要です。KB 942841 の詳細については、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=155114 を参照してください。

4Windows Server 2003 SP1 にインストールされたソフトウェアの更新ポイントでは、Windows 7 または Windows Server 2008 R2 クライアントへの修正プログラムの適用がサポートされていません。Windows 7 または Windows Server 2008 R2 を実行しているコンピュータをサポートするには Windows Server Update Services (WSUS)  3.0 SP2 が必要です。WSUS 3.0 SP2 は Windows Server 2003 SP1 ではサポートされていません。WSUS 3.0 SP1 および SP2 のインストール要件の詳細については、「Microsoft Windows Server Update Services 3.0 SP1 リリース ノート」Web ページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=196097)、および WSUS 3.0 SP2 の「Installation of Required Software (必要なソフトウェアのインストール)」Web ページ (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=196098) を参照してください。

サポートされないオペレーティング システム

明示的に指定されていない場合、Configuration Manager 2007 SP2 では、サポートされていないオペレーティング システム プラットフォームの一覧は、「Configuration Manager がサポートする構成」に示されている一覧から変更されていません。ただし、その他のオペレーティング システムでは、サービス パックのサポート期限が切れている場合があります。

使用している製品のサポート スケジュールを確認するには、「サポート対象サービス パック」 Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=31975) を参照してください。Microsoft のサポート ライフサイクル ポリシーの詳細については、Microsoft サポートの「ライフサイクル ポリシー FAQ」Web サイト (https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=31976) を参照してください。

Configuration Manager がサポートする構成」の一覧から Configuration Manager 2007 SP2 のサポートされているオペレーティング システムに加えられた変更は次のとおりです。

  • Windows Server 2008 Foundation オペレーティング システムのインストールはサポートされません。

構成の詳細

このセクションでは、Configuration Manager 2007 SP2 固有のサポート構成について説明します。Configuration Manager 2007 インストールに使用する一般的なサポート構成の詳細については、「Configuration Manager がサポートする構成」を参照してください。

Active Directory スキーマ拡張

Configuration Manager 2007 SP2 では、Active Directory スキーマ拡張要件は変更されていないため、Active Directory スキーマが Configuration Manager 2007 に対してすでに展開されている場合は、Configuration Manager 2007 SP2 に対して再度展開する必要はありません。

SQL Server サイト データベースの構成

Configuration Manager 2007 SP2 のインストール時に、サイト データベースを、サポートされている Microsoft SQL Server バージョンのインストールの既定のインスタンスまたは指定したインスタンスにインストールできます。サイト データベースのホストに使用されるインスタンスは、アクティブ/パッシブ構成の SQL Server フェールオーバー クラスタの 1 つのインスタンスとして、または複数のインスタンスとして構成することもできます。

以下の表に、Configuration Manager 2007 SP2 サイト データベースをホストするためにサポートされている SQL Server のバージョンを示します。

SQL Server バージョン エディション サービス パック システム アーキテクチャ

SQL Server 2005

Standard Edition または Enterprise Edition

SP2 または SP3

x86 または x64

SQL Server 2008

Standard または Enterprise

サービス パックなし、または SP1

x86 または x64

SQL Server 2008 R2

Standard または Enterprise

サービス パックなし

x86 または x64

注意

Itanium 64 ビット プラットフォームでのサイト データベースのインストールはサポートされません。

帯域外管理

Configuration Manager 2007 SP2 での帯域外管理には、Intel vPro チップ セット、および次のファームウェア バージョン用の Intel Active Management Technology (Intel AMT) を搭載したコンピュータに対する強力な管理制御機能が備わっています。

  • リビジョン 3.2.1 以上が適用された Intel AMT バージョン 3.2。

  • Intel AMT バージョン 4.0 、4.1、および 4.2

  • Intel AMT バージョン 5.0 およびリビジョン 5.2.10 以上が適用されたバージョン 5.2

802.1X 認証ワイヤード (有線) ネットワークは、AMT の 4.0 以前のバージョン用には Configuration Manager 2007 SP2 でサポートされていません。

帯域内プロビジョニングは、バージョンに関わらず Windows Server、Windows 2000、Windows XP SP2、または Windows XP Tablet PC Edition を実行している AMT ベース コンピューター上ではサポートされません。

帯域外管理コンソールは、サービス パック 3 よりも前のバージョンで Windows XP を実行しているワークステーションと、サービス パック 2 よりも前のバージョンで Windows Server 2003 を実行しているサーバーではサポートされません。

コンピュータとの帯域外通信は、クライアントのオペレーティング システムでルーティングとリモート アクセス サービスを実行している AMT コンピュータにはサポートされません。このサービスは、[インターネット接続の共有] が有効にされている場合に実行され、基幹業務 (LOB) アプリケーションによって有効になる場合があります。

Configuration Manager 2007 SP2 での帯域外管理の詳細については、「Configuration Manager 2007 SP1 以降の帯域外管理」を参照してください。

BranchCache 機能のサポート

Windows Server 2008 R2 の BranchCache 機能は、BranchCache が分散キャッシュ モードに構成されている場合のみ、Configuration Manager 2007 SP2 サイトでサポートされます。BranchCache のすべての要件が満たされる場合、この機能を使用して、リモート ロケーションにあるクライアントが、コンテンツの現在のキャッシュを所有するローカル クライアントから、コンテンツを取得できるようになります。

たとえば、BranchCache が有効にされている最初のコンピュータが配布ポイントからコンテンツを要求した場合、この配布ポイントで Windows Server 2008 R2 が実行されていて BranchCache 機能が有効にされている場合、クライアント コンピュータがコンテンツをダウンロードしてこれをキャッシュします。すると、同じサブネットにある他のクライアントもこのコンテンツを要求して使用できるようになり、これらのクライアントも同様にダウンロードしたコンテンツをキャッシュします。その結果、同じサブネット上のクライアントはコンテンツを配布ポイントからダウンロードする必要がなくなり、コンテンツが複数のクライアントに分散されてその後の転送に利用できるようになります。

Configuration Manager 2007 SP2 は、BranchCache 分散キャッシュ モードに構成された Windows Server 2008 R2 および Windows 7 クライアントで BranchCache をサポートしています。BITS 4.0 リリースを使用すると、このサポートは、Windows Vista SP1 以降、Windows Server 2008 SP1、および Windows Server 2008 SP2 を実行するクライアントにも拡張されます。ただし、これらのオペレーティング システムでは、BranchCache クライアント機能はネットワークからのソフトウェアの配布または SMB ファイル転送ではサポートされません。BITS 4.0 リリースはソフトウェアの更新またはソフトウェア配布を使用して Configuration Manager クライアントにインストールすることができます。BITS 4.0 リリースの詳細については、「Windows 管理フレームワーク」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=181979) を参照してください。

Configuration Manager で BranchCache をサポートするには、標準配布ポイントとして構成されている Windows Server 2008 R2 サイト システム サーバーに BranchCache 機能を追加します。Configuration Manager では、[クライアントがこの配布ポイントから BITS、HTTP、および HTTPS を使用してコンテンツを転送できるようにする] オプションを使用して配布ポイントを構成する必要があります。BranchCache をソフトウェアの配布およびタスク シーケンスで使用するには、[配布ポイントからコンテンツをダウンロードしてローカルで実行する] オプションを使用して提供情報を構成する必要があります。BranchCache をソフトウェアの更新で使用するには、[配布ポイントからソフトウェアの更新をダウンロードしてインストールする] オプションを使用してソフトウェアの更新の展開を構成する必要があります。さらに、BranchCache のサポートが可能なクライアントを BranchCache 分散モードに構成し、オペレーティング システム設定で BITS クライアント設定を有効にして BranchCache がサポートされるようにする必要があります。

BranchCache の詳細については、「BranchCache for Windows Server 2008 R2 (Windows Server 2008 R2 の BranchCache)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=177945) を参照してください。

DirectAccess 機能のサポート

Windows Server 2008 R2 の DirectAccess 機能は、イントラネットへのフル アクセスのあるモデルでのみ、Configuration Manager 2007 SP2 サイトに対してサポートされています。DirectAccess に必要なすべての要件が満たされると、この機能によって、インターネット上のネイティブ モードおよび混在モードの Configuration Manager クライアントが、イントラネット上と同様、割り当てられたサイトとの通信を行えるようになります。

DirectAccess の詳細については、「DirectAccess for Windows Server 2008 R2 (Windows Server 2008 R2 の DirectAccess)」(https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=178017) を参照してください。

アップグレードの考慮事項

このセクションでは、Configuration Manager 2007 SP2 のアップグレードの重要な考慮事項について説明します。Configuration Manager 2007 SP2 へのアップグレードの詳細については、「Configuration Manager 2007 SP2 のアップグレード チェックリスト」を参照してください。

サイト サーバーのオペレーティング システムのアップグレード

Configuration Manager では、サイト サーバーのオペレーティング システムの Windows Server 2003 から Windows Server 2008 の任意のバージョンへのアップグレード、および Windows Server 2008 から Windows Server 2008 R2 へのアップグレードはサポートされていません。代わりに、新しいオペレーティング システムをインストールした後で、次のいずれかの手順を実行してください。

  • Configuration Manager 2007 SP2 をインストールして必要に応じてサイトを構成します。

  • Configuration Manager 2007 SP2 をインストールし、サイトの修復ウィザードを使ってサイトを修復します。このシナリオでは [ConfigMgr サイト サーバーのバックアップの作成] 保守タスクを使用して作成された元の Configuration Manager サイトのバックアップが必要となり、新しい Configuration Manager 2007 SP2 サイトでも同じインストール設定を使用する必要があります。

サイト データベース サーバーの SQL Server のアップグレード

Configuration Manager 2007 は、Configuration Manager 2007 SP2 サイトをホストする SQL Server インスタンスのインプレース アップグレードをサポートしています。次のアップグレード パスがサポートされます。

  • SQL Server 2005 から SQL Server 2008

  • SQL Server 2005 から SQL Server 2008 R2

  • SQL Server 2008 から SQL Server 2008 R2

サイト サーバー ソフトウェアの変更の詳細については、「サイト サーバー ソフトウェアの変更方法」を参照してください。また、サイト データベースを新しい SQL Server インスタンスに移動することもできます。サイト データベースを移動する方法については、「サイト データベースの移動方法」を参照してください。

Windows Server Update Services (WSUS) のインストール要件

WSUS 3.0 SP2 は、Configuration Manager 2007 SP2 のインストールの前提条件ではありませんが、 Windows 7 および Windows Server 2008 R2 オペレーティング システム用の Configuration Manager 2007 SP2 ソフトウェア更新管理をサポートするために必要です。

Windows 自動インストール キット (Windows AIK) の要件

Configuration Manager 2007 SP2 のオペレーティング システムの展開には、Windows 7 Windows 自動インストール キット 2.0 版 (バージョン 6.1.7600) が必要です。

アップグレードを開始する前に、Windows AIK (Configuration Manager 2007 用にはバージョン 1.0、Configuration Manager 2007 SP1 用にはバージョン 1.1) を SMS プロバイダー コンピューターからアンインストールし、コンピューターを再起動する必要があります。サイトが SP2 にアップグレードされると、Windows AIK 2.0 が SMS プロバイダー コンピューターにインストールされます。

注意

既定のブート イメージであるブート イメージ (x86) とブート イメージ (x64) は [ブート イメージ] ノードにあり、これが Windows AIK 2.0 から Windows プレインストール環境 (Windows PE) 3.0 をベースに新しいブート イメージで置換されます。既定の名前を使用して既定のブート イメージがカスタマイズされると、アップグレード処理中にカスタマイズ内容が失われます。Configuration Manager の [ドライバー] ノードから追加されたデバイス ドライバーは、新しいブート イメージにもそのまま維持されます。Configuration Manager 2007 SP2 へのアップグレードの前に、既存のブート イメージをバックアップすることをお勧めします。

Windows AIK 2.0 は、次のオペレーティング システムの展開をサポートします。

  • Windows Vista SP1

  • Windows 7

  • Windows Server 2008

  • Windows Server 2008 R2

Windows 2000、Windows XP、および Windows Server 2003 などの、Windows AIK が必要でないオペレーティング システムの展開には Configuration Manager 2007 SP2 を使用できます。

重要

Configuration Manager 2007 SP2 でのオペレーティング システムの展開は、Windows AIK 2.0 がサービス パックなしの Windows Vista をサポートしないため、Windows Vista SP1 に対する Windows Vista オペレーティング システム イメージのキャプチャまたは適用のみをサポートします。

Configuration Manager 2007 サービス パック 1 からのサポートの変更点

Configuration Manager 2007 SP1 からの Configuration Manager 2007 SP2 の変更点を確認するには、「Configuration Manager 2007 SP2 の新機能」を参照してください。

参照:

概念

Configuration Manager 2007 が全般的にサポートする構成

その他のリソース

Configuration Manager がサポートする構成

その他の情報については、「Configuration Manager 2007 Information and Support」 (Configuration Manager 2007 の情報とサポート) を参照してください。
ドキュメント チームに連絡するには、次のアドレスに電子メールを送信してください。 SMSdocs@microsoft.com.