アプリケーション サーバーのレプリカを手動で作成する方法
適用対象: System Center Data Protection Manager 2010
以下の DPM の手順は、SQL Server、Exchange Server、Windows SharePoint Services、Virtual Server などのアプリケーションに適用されます。ただし、アプリケーション サービスを停止し、保護されるサーバーと宛先 (DPM) サーバーとの間でファイルをコピーし、アプリケーション サービスを再起動することもできます。Virtual Server などのアプリケーションでは、これは効率性に優れたアプローチです。
Windows SharePoint Services では、次のデータ ソースがコピーされます。
SQL データベースのすべて - 構成データベース、コンテンツ データベース、セキュリティ サポート プロバイダー データベース、検索データベース。
検索インデックス (検索サービスまたはサーバーを有効にしている場合)。
アプリケーション サーバーの手動レプリカを作成するには
特定のアプリケーション管理者コンソールを使用して、保護するデータ ソースのデータ ファイルの場所を決定します。たとえば、Microsoft SQL Server 2005 データベースには SQL Management Studio を使用します。
ネイティブなバックアップ ツールを使用して、データ ソースのデータ ファイルをバックアップします。Windows Server 2003 では、[スタート] メニューの [ファイル名を指定して実行] をクリックし、「ntbackup」と入力します。
アプリケーション バックアップではなく、ファイルレベルのバックアップを実行する必要があります。たとえば、Exchange のログとデータベースは、アプリケーションとしてではなく、ファイルとしてバックアップします。
重要
Ntbackup ツールのボリューム シャドウ コピー サービス (VSS) パラメーターを使用して、ファイル バックアップに回復ポイントが含まれるようにします。このパラメーターは /SNAP:on です。
DPM 管理者コンソールのナビゲーション バーで、[保護] をクリックします。
表示ウィンドウで、データ ソースを選択します。
[詳細] ウィンドウで、[クリックすると詳細が表示されます] をクリックします。[レプリカのパスの詳細] ダイアログ ボックスには、保護されるサーバー上のデータ ファイルの元のパスと、このデータがコピーされるターゲット パスが表示されます。
Ntbackup を使用して、DPM サーバー上の対応するパスにデータ ファイルを復元し、手動レプリカを作成します。
DPM 管理者コンソールから DPM サーバーにデータをコピーしたら、ナビゲーション バーで [監視] をクリックし、[アラート] タブをクリックします。
[レプリカの手動作成が保留中] アラートでは、整合性チェック ジョブの実行を選択できます。
注意
また、このデータ ソースのナビゲーション ウィンドウの保護領域でも整合性チェック ジョブを実行できます。