次の方法で共有


回復可能データの参照方法

適用対象: System Center Data Protection Manager 2010

保護されたデータの回復ポイントには、データ ソースと同じフォルダーとファイル構造が格納されているので、回復するデータを簡単に参照できます。各レプリカの回復ポイントを参照することで、保護されたデータのコピーを見つけることができます。[参照] ビューには、次のように保護されたデータが表示されます。

  • ファイル : ボリュームごと

  • SQL Server : SQL インスタンスごと

  • Exchange Server : Exchange アプリケーション名ごと

  • Windows SharePoint Services : ファームごと

以下のツリー要素は、表示される順序で示されています。

  • ドメイン名。複数のドメイン名が表示される場合があります。

  • 保護されるコンピューター名。保護されるコンピューターの名前です。

  • システム状態。システム状態をクリックすると、回復可能なシステム ファイルが表示されます。すべてのファイルが一緒に回復されます。いずれかのファイルをクリックすると、すべてが選択されます。

  • 保護される Exchange Server。データベースをクリックすると、すべてのメールボックスが一覧表示されます。

  • 保護される SQL Server。SQL インスタンスが表示されます。SQL インスタンスをクリックすると、回復可能なデータベースが表示されます。

  • すべての保護される共有。回復可能なすべての保護される共有が表示されます。

  • すべての保護されるボリューム。回復可能なすべての保護されるボリュームが表示されます。

Exchange Server メールボックスの回復で、[参照] タブで [前の特定の時点] を選択した場合は、[保護されるデータ] ウィンドウでデータベースを選択して、回復可能な項目を正しく表示する必要があります。[最新] をクリックすると、以下のエラー メッセージが表示され、回復ウィザードが起動します。

"最新の" 回復時刻を回復するように選択されました。選択されたメールボックスでは、"最新の" 回復時刻は <time> です。メールボックスの回復の場合、"最新の" 回復時刻は、保護された Exchange Server からの未同期のログには適用されません。

回復可能データを参照するには

  1. DPM 管理者コンソールのナビゲーション バーで、[回復] をクリックします。

  2. [保護されるデータ] ウィンドウの [参照] タブで、コンピューター、フォルダー、サブフォルダーなどを展開し、目的のデータを見つけて選択します。

    1. 左側の [参照] ウィンドウでノードを選択すると、[回復可能な項目] ウィンドウにそのノードに含まれているフォルダーとファイルの名前が表示されます。

    2. 共有を保護している場合は、[すべての保護される共有] または [すべての保護されるボリューム] にある回復ポイントを参照できます。ボリュームを保護している場合は、[すべての保護されるボリューム] にある回復ポイントのみを参照できます。

DPM 管理シェルを使用して回復可能なデータを参照するには

  • 回復可能なデータを参照するには次の構文を使用します。

    Get-RecoverableItem [-RecoverableItem] <RecoverableObject> [-BrowseType] <BrowseType> [-Async] [-Tag <Object> ] [-Verbose] [-Debug] [-ErrorAction <ActionPreference> ] [-ErrorVariable <String> ] [-OutVariable <String> ] [-OutBuffer <Int32> ]

    詳細については、DPM 管理シェルで「Get-Help Get-RecoverableItem -detailed」と入力してください。

    技術情報については、DPM 管理シェルで「Get-Help Get-RecoverableItem -full」と入力してください。

参照:

タスク

回復可能データの検索方法
回復可能データの参照方法

概念

データ回復について