次の方法で共有


Orchestration Console の概要

 

適用対象: System Center 2012 SP1 - Orchestrator,System Center 2012 - Orchestrator,System Center 2012 R2 Orchestrator

Orchestration コンソールは、次のセクションで説明される複数のウィンドウが含まれる 1 つの Web ページで構成されます。

ナビゲーション ウィンドウ

ナビゲーション ウィンドウは Orchestration コンソールの左側にあり、使用するワークスペースをクリックできる所です。 クリックするワークスペースによって、確認できるデータや、使用できるオプションが変わります。 ナビゲーション ウィンドウでは、次のワークスペースが使用できます。

Runbook ワークスペース

[Runbook] ワークスペースで、Runbook を開始または停止できます。 各 Runbook 用に作成されたジョブとインスタンス、それらの定義などの情報を確認することもできます。

概要

[概要] タブは、フォルダーや [Runbook] ワークスペースで選択された Runbook を対象に表示されます。 このタブには、選択した Runbook のジョブやインスタンス、あるいは選択したフォルダー内のすべての Runbook の概要情報が表示されます。 表示される統計は 10 分ごとに更新されるため、更新前のタイミングでは、実行された活動が数値に反映されていないことがあります。

[概要] の各行には、過去 1 時間、過去 1 日、過去 1 週間に完了したジョブとインスタンスの数が、特定のステータス (成功、警告、または失敗) とともに表示されます。 インスタンスに関しては、現在進行中のインスタンスの数も表示されます。 ジョブに関しては、作成されたジョブの数と現在キューに登録されているジョブの数も表示されます。

Runbook

[Runbook] タブは、[Runbook] ワークスペースでフォルダーを選択すると表示されます。 ここには、選択されたフォルダーに含まれる Runbook の一覧と、それぞれの実行ジョブとインスタンスのステータスが表示されます。 Runbook の 1 つを選択して操作を制御するには、[操作] ウィンドウにあるオプションをクリックします。 Runbook の数が多い場合は、フィルターを指定して一覧を絞り込むことができます。

ジョブ

[ジョブ] タブは、Runbook] ワークスペースでフォルダーか Runbook を選択すると表示されます。 このタブには、特定の Runbook に作成されたジョブと、その完了ステータスの一覧が表示されます。 フォルダーに関しては、フォルダー内のすべての Runbook に作成されたジョブと、その完了ステータスの一覧が表示されます。 ジョブは Runbook サーバーに対する Runbook の実行要求であり、Runbook が実行要求を受け取るたびに作成されます。 Runbook が監視とともに起動すると、Runbook が停止するまで実行を続けるジョブを作成します。 この場合、ジョブのステータスに実行中を示す砂時計が表示されます。

インスタンス

[インスタンス] タブは、Runbook] ワークスペースでフォルダーか Runbook を選択すると表示されます。 Runbook に関しては、Runbook に作成されたインスタンスと、その完了ステータスの一覧がこのタブに表示されます。 フォルダーに関しては、フォルダー内のすべての Runbook に作成されたインスタンスと、その完了ステータスの一覧が表示されます。 インスタンスは Runbook の実行中のコピーであり、Runbook が実行されるたびに作成されます。 Runbook が監視とともに起動すると、監視条件に合うまで実行を続けるインスタンスを作成します。 この場合、インスタンスのステータスに砂時計が表示されます。 監視条件が一致すると、インスタンスは後続の活動を続けて実行してから、完了ステータスを示します。 そして Runbook は新しいインスタンスを作成します。このインスタンスも監視条件に合うまで実行を続けます。

Runbook Server ワークスペース

[Runbook サーバー] ワークスペースでは、現在のジョブ、完了したジョブ、および各 Runbook サーバーのインスタンスのステータスを確認できます。

ジョブ

[ジョブ] タブの一覧には、Runbook サーバーで実行されたジョブと、その完了ステータスが表示されます。 ジョブは Runbook サーバーに対する Runbook の実行要求であり、Runbook が実行要求を受け取るたびに作成されます。 Runbook が監視とともに起動すると、Runbook が停止するまで実行を続けるジョブを作成します。 この場合、ジョブのステータスに実行中を示す砂時計が表示されます。

インスタンス

[インスタンス] タブの一覧には、Runbook サーバーで作成されたインスタンスと、その完了ステータスが表示されます。 インスタンスは Runbook の実行中のコピーであり、Runbook が実行されるたびに作成されます。 Runbook が監視とともに起動すると、監視条件に合うまで実行を続けるインスタンスを作成します。 この場合、インスタンスのステータスに砂時計が表示されます。 監視条件が一致すると、インスタンスは後続の活動に続行してから、完了ステータスを示します。 そして Runbook は新しいインスタンスを作成します。このインスタンスも監視条件に合うまで実行を続けます。

イベント ワークスペース

[イベント] ワークスベースでは、ログ イベントを確認できます。 既定では、ログ イベントには、Management サーバーとすべての Runbook サーバーのイベントのすべてが含まれます。 イベントを制限するには、[フィルター] をクリックして、イベントの表示を制限する条件を入力します。 イベントが Runbook サーバー特有の場合は、[ソース] ボックスにサーバー名を含めます。 そのためには、イベントを選択してから [操作] ウィンドウの [Runbook サーバーの表示] をクリックします。 [Runbook サーバーの表示] をクリックすると、その Runbook サーバーの [Runbook サーバー] ワークスペースに [ジョブ] タブが開きます。

Runbook の開始と停止

Runbook の現在のステータスの確認に加えて、Orchestration コンソールから Runbook の開始と停止も行うことができます。 Runbook を開始すると、ジョブが作成され、その Runbook の処理のために Runbook サーバーが使用可能になるまで待機します。 Runbook の最初の操作が監視であれば、ジョブは継続して実行され、Runbook またはジョブが停止されるまでに、Runbook の複数のインスタンスを生成する可能性があります。 Runbook サーバーを使用できるようになると、ジョブがサーバーに処理する Runbook のインスタンスを提供します。 実行中の Runbook には、少なくとも 1 つのジョブと、関連付けられたインスタンスが 1 つまたは複数あります。

Runbook を停止すると、その Runbook、すべてのジョブ、そして Runbook に関連付けられたすべてのインスタンスが停止します。

ジョブの停止

ジョブは、Runbook の実行要求です。 ジョブは、Runbook の実行が要求されたときのみ作成されます。 Runbook の最初の操作が監視であれば、Runbook またはジョブが停止されるまで、ジョブが継続して続行されます。 砂時計が、ステータスがジョブの実行中であることを示します。 インスタンスは、Runbook の実行中のコピーです。

ジョブを開始することはできません。開始できるのは Runbook のみです。

インスタンスと確認する際に、関連付けられているジョブの停止を選択できます。 ジョブを停止すると、インスタンス、ジョブ、その他すべての関連づけられているインスタンス、そして Runbook が停止します。