この記事では、静的な永続的ルートをネットワーク アダプターに追加すると、アクティブ ルートが削除される問題の解決策について説明します。
元の KB 番号: 2161341
症状
Windows Server 2008 フェールオーバー クラスター上のネットワーク アダプターに静的な永続的ルートを追加し、クラスター化された IP アドレスをオフラインにする (または別のノードに移動する) 場合、"アクティブ" なルートは削除され、ROUTE PRINT コマンドを実行しても永続的として表示されるだけで、これを使った接続はできません。 クラスター化された IP アドレスをオンラインに戻すと、アクティブなルートが返されます。
原因
クラスター化された IP アドレスがオフラインになると、永続的なルートとして追加された "アクティブ" ルートもダウンします。 これは、次の両方が当てはまる場合にのみ発生します。
- Windows Server 2008 または Server 2008 R2 フェールオーバー クラスタリングが構成されている
- 静的ルートは、ROUTE.EXEを使用して追加されています
解決方法
ROUTE.EXE コマンドを使用する場合、永続的なコマンドを追加する最も一般的なコマンドは次のようになります。
route -p add 10.51.0.0 mask 255.255.0.0 10.44.60.1
このコマンドは、バインドする特定のインターフェイスを指定しません。 特定のインターフェイスにバインドされていないため、アクティブなルートとして削除されます。 上記の例では、ゲートウェイに指定されているルートは、クラスター化された IP アドレスがオンになっているのと同じカード (ネットワーク) です。
"アクティブ" ルートを保持するには、コマンドの一部としてインターフェイスも指定する必要があります。 たとえば、ネットワーク カード インターフェイスが 18 の場合、コマンドは次のようになります: route -p add 10.51.0.0 mask 255.255.0.010.44.60.1 (18* の場合)
詳細
Windows 2008 以降では、永続的なルートを追加するためにサポートされている方法は、ネットワーク カード インターフェイスも含める方法です。 ネットワーク カードのインターフェイス番号を決定するには、2 つの方法があります。 ROUTE PRINT または NETSH コマンドを実行すると、最初にインターフェイスが表示されます。 次のような操作を行います。
C:\>route print
IPv4 Route Table
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Interface List
23 ...00 15 5d 4a ac 06 ...... Local Gigabit Controller
19 ...00 15 5d 4a ac 01 ...... Local Gigabit Controller #2
18 ...00 15 5d 4a ac 00 ...... Local Gigabit Controller #3
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または
C:\>netsh int ipv4 show int
Idx Met MTU State Name
--- --- ----- ----------- -------------------
18 50 4294967295 connected Local Gigabit Controller #3
19 5 1500 connected Local Gigabit Controller #2
23 5 1500 connected Local Gigabit Controller