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ウィザード起動用のコンテキスト パラメーター

Visual Studio アドインは、Visual Studio 2013 では使用されなくなりました。 アドインを VSPackage 拡張機能にアップグレードしてください。 アップグレードの詳細については、「FAQ: アドインを VSPackage 拡張に変換する」を参照してください。

コンテキスト パラメーターは、使用するウィザードの種類、プロジェクトの名前、ウィザード項目のディレクトリなど、ウィザードの起動に必要な情報を提供します。

ウィザードには次の 3 つの種類があります。

  • NewProject - ソリューションに新しいプロジェクトを追加します。

  • AddSubProject - 既存のプロジェクトにサブプロジェクトを追加します。

  • AddItem - 既存のプロジェクトに項目を追加します。

このような 3 種類のウィザードは、すべて IDTWizard インターフェイスの Execute メソッドを使用して起動します。 Execute メソッドの必須パラメーターは ContextParams です。 次の表に示すように、ウィザードの種類ごとに異なる ContextParams 値のセットを正しい順序で指定する必要があります。

ウィザードの種類

使用するパラメーター

NewProject

  • WizardType

  • ProjectName

  • LocalDirectory

  • InstallationDirectory

  • FExclusive

  • SolutionName

  • Silent

AddSubProject

  • WizardType

  • ProjectName

  • ProjectItems

  • LocalDirectory

  • ItemName

  • InstallationDirectory

  • Silent

AddItem

  • WizardType

  • ProjectName

  • ProjectItems

  • LocalDirectory

  • ItemName

  • InstallationDirectory

  • Silent

次の表は、コンテキスト パラメーターの一覧です。すべてのコンテキスト パラメーターの説明が含まれています。

設定

説明

WizardType

ウィザードの種類を示す定数。 次の 3 つの種類があります。

  • vsWizardNewProject (GUID = "{0F90E1D0-4999-11D1-B6D1-00A0C90F2744}")

  • vsWizardAddItem (GUID = "{0F90E1D1-4999-11D1-B6D1-00A0C90F2744}")

  • vsWizardAddSubProject (GUID = "{0F90E1D2-4999-11D1-B6D1-00A0C90F2744}")

ProjectName

プロジェクトの名前。

ProjectItems

ウィザードで操作する ProjectItems コレクションへのポインター。 このポインターは、プロジェクト階層の選択に基づいてウィザードに渡されます。

LocalDirectory

ウィザードでの作業対象となるプロジェクト ファイルが格納されている、ローカル システム上の位置。

ItemName

追加する項目の名前。 ItemName は、[項目の追加] ダイアログ ボックスでユーザーが入力する (または既定値として使用されている) ファイル名です。 VSDIR ファイルに設定されているフラグによって、この設定は NULL になる場合があります。

InstallationDirectory

Visual Studio がインストールされているディレクトリ パス。

FExclusive

プロジェクトを排他的にするかどうかを示すブール値。 つまり、プロジェクトを現在のソリューションに追加するか、それとも現在のソリューションを閉じ、新規のソリューションを作成した後で、その新しいソリューションにプロジェクトを追加するかのどちらかを指定します。

SolutionName

ディレクトリ部分や .sln 拡張子を除いたソリューション ファイル名。.suo ファイルの名前もこのルート名に基づいて作成されます。SolutionName に値が含まれている場合 (つまり、空の文字列ではない場合)、NewProject ウィザードは、Create を呼び出した後、AddFromTemplate を使用してプロジェクトを追加します。 ただし、SolutionName が空の文字列の場合は、AddFromTemplate を呼び出す前に Create を呼び出す必要はありません。

Silent

ウィザードを自動的に実行するかどうかを示すブール値。自動的に実行すると、ユーザー インターフェイス (UI: User Interface) は表示されず、すべて既定値が使用されます。 Silent の既定値は True です。

参照

関連項目

Execute

IDTWizard

概念

.vsdir ファイルを使用した [項目の追加] ダイアログ ボックスおよび [新しいプロジェクト] ダイアログ ボックスへのウィザードの追加