ハイパーリンクの概要
ハイパーリンクは、Web ページ間の移動に使用します。サイトの利用者がハイパーリンクをクリックすると、リンク先のページが Web ブラウザに表示されます。リンク先として、画像、マルチメディア ファイル、Web ページの特定の場所、電子メール アドレス、プログラムなどを指定することもできます。また、ハイパーリンクは、テキストだけでなく、画像に設定することも可能です。
ハイパーリンクのリンク先は、Uniform Resource Locator (URL) としてエンコードされます。URL とは、HTTP や FTP などのプロトコル、Web サーバー、ファイル パスを指定したアドレス (http://www.example.com/expression/default.htm など) です。URL には、絶対 URL と相対 URL の 2 種類があります。
絶対 URL とは、プロトコル、Web サーバー、パス、ファイル名などを含んだ完全なアドレスのことです。相対 URL とは、アドレス中の 1 つまたは複数の部分が省略されたアドレスのことです。Web ブラウザでは、省略された部分の情報を、その URL が置かれているページのアドレスから取得されます。たとえば、プロトコルと Web サーバーが省略されている場合、Web ブラウザでは、現在表示されているページのプロトコルおよびドメインが使用されます。
Web サイト内のページでは、パスの一部とファイル名だけを指定する相対 URL を使用するのが一般的です。ファイルを別のサーバーに移動した場合でも、ページの相対的な位置が変更されない限り、ハイパーリンクは有効なまま保たれます。たとえば、Products.htm 内のハイパーリンクがページ Apple.htm にリンクしている場合、両方のページを異なるサーバー上の同じフォルダに移動しても、ハイパーリンクの URL は有効です。
メモ : |
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Web サイトに Expression Web メタデータが含まれている場合、Web ページおよび Web サイト内の他のファイルを移動または名前変更すると、Microsoft Expression Web によって関連するすべてのハイパーリンクが自動的に更新されます。メタ データの詳細については、「メタデータの追加または削除」参照してください。 |
画像ハイパーリンク
画像ハイパーリンクの場合は、画像に対してリンク先の URL を設定します。画像に設定されたハイパーリンクは、常に視覚的に確認できるとは限りません。ただし、ハイパーリンクをポイントするとポインタの形が変わるので、その画像にハイパーリンクが設定されているかどうかを判断できま。通常は、上方を指差した手の形に変わります。画像ハイパーリンクは、次のいずれかの方法で設定できます。
画像全体にハイパーリンクを設定します。この場合は、ユーザーが画像のどこをクリックしてもリンク先が表示されます。このようにハイパーリンクが設定された画像の例としては、ボタンなどが挙げられます。
画像には、1 つ以上のホット スポット (ハイパーリンクが設定された領域) を割り当てることができます。複数のホット スポットを設定した画像をイメージ マップと呼びます。たとえば、Web サイトを構成するさまざまな要素 (ホーム ページやカタログ ページなど) を組み込んだ画像などがイメージ マップの一例でしょう。サイト訪問者がイメージ マップの特定の領域をクリックすると、これに対応するページが表示されます。
ブックマーク (HTML アンカー)
ブックマークは、Web ページ上で指定した場所またはコンテンツです。ブックマークは、ハイパーリンクのリンク先として使用することができます。たとえば、ブラウザで Web ページの特定の場所にアクセスする場合、その場所にブックマークを付け、このブックマークをリンク先として使用するハイパーリンクを追加できます。サイト訪問者がこのハイパーリンクをクリックすると、そのブックマークが含まれているページの部分に移動します。