再利用可能なアセットの作成および適用

ブラシなどのプロパティ値をリソースに変換し、別のプロジェクトに適用することで、これらのプロパティ値を再利用できます。これは、アプリケーションを独自の外観にするための色やその他の値のセットを作成し、再利用する場合に便利です。

再利用可能なアセットを作成および適用するには

1. [選択内容]  ツールをクリックし、アートボード上で、Ctrl キーを押しながら四角形をドラッグしてコピーを作成します。

   

   コピーと貼り付けは、通常のキーボード ショートカットの Ctrl + C と Ctrl + V を使用して、または [編集] メニューを使用して行うこともできます。2 番目の四角形が最初の四角形の前に表示されます。これはオブジェクトの積み重ね順によります。

2. 2 番目の四角形を選択した状態で、[プロパティ] パネルの [ブラシ] で Fill プロパティをクリックします。[ブラシ] ウィンドウの下部で、[ブラシをリソースに変換] ボタンをクリックします。[Brush リソースの作成] ダイアログ ボックスが表示されます。

   

   [名前] フィールドはリソース キーです。[定義元] フィールドは、リソースを定義するスコープを示します。[このドキュメント] を選択した状態では、リソースはこのドキュメント内のオブジェクトのみで使用可能です。[アプリケーション] スコープを選択した場合、このリソースはアプリケーション内のすべてのドキュメントで使用可能ですが、他のプロジェクトでは使用できません。新しいリソース ディクショナリにブラシを定義した場合、リソース ディクショナリを随時他のプロジェクトに追加することにより、そのプロジェクト内でブラシ リソースを使用できます。この場合、複数のリソースを 1 つのディクショナリに定義することでアプリケーション間の外観を統一できます。

3. [新規作成] ボタンをクリックします。[新しいアイテム] ダイアログ ボックスが表示されます。これらのフィールドはそのままにして、[OK] をクリックします。

   

   新しいリソース ディクショナリが作成され、[プロジェクト] タブに表示されます。[Brush リソースの作成] ダイアログ ボックスに戻ります。

4. 新しいリソース ディクショナリが選択された状態で [OK] をクリックすると、新しいブラシ リソースが作成されます。

5. [リソース] タブをクリックし、リソース ディクショナリのノードを展開して、ブラシ リソースの横にあるドロップダウン矢印をクリックします。カラー エディタが開き、このエディタでブラシ リソースを変更できます。紫色のグラデーション境界を黄色に変更します。

   

   ブラシ リソースを任意のオブジェクトの任意のブラシ プロパティに適用できます。

6. [プロパティ] パネルで他の四角形を選択し、Fill プロパティの横にある [詳細プロパティ オプション]  マーカーをクリックします。

   

   ドロップダウン メニューが表示されます。

7. ドロップダウン メニューで [ローカル リソース] をクリックし、[Brush1] を選択します。これでブラシ リソースが両方の四角形に適用されます。

   

   [リソース] パネルで再度ブラシ リソースを変更すると、変更は両方の四角形に反映されます。

次の手順

• オブジェクトおよびイメージのコレクションから、ブラシを作成できます。詳細については、「描画ブラシ リソースの作成または変更」および「イメージからブラシへの変換」を参照してください。

• コントロールに適用されるテンプレートを変更することにより、Microsoft Expression Blend 2 に付属するシステム コントロール (Button など) の外観を変更できます。詳細については、「オブジェクトからのボタン作成」、「既存のオブジェクトからのコントロールの作成」、および「コントロール テンプレートの作成または編集」を参照してください。

関連項目

概念

既定のスタイルに戻す

コントロール テンプレートの作成または編集

簡易スタイルの使用

試してみよう : ロールオーバー ボタンの作成

試してみよう : ビットマップ効果を使用したボタンの作成

描画ブラシ リソースの作成または変更