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オブジェクトのワープ

ワープとは、画像の各部を伸縮してオブジェクトを変形することです。Microsoft Expression Design では、ビットマップ イメージ オブジェクト、ベクター パス、シェイプ、テキストをワープできます。

1 つまたは複数のオブジェクトをワープするには

パス、シェイプ、テキストなどのベクター オブジェクトをワープするには、まず "ワープ グリッド"** (またはワープ メッシュ) を適用する必要があります。

イメージ オブジェクトをワープ グループに含めることはできません。ただし、単一のビットマップ イメージ オブジェクトのワープは、ワープ グループを使用せずに実行できます。このトピックの後で説明する「ビットマップ イメージをワープするには」を参照してください。

  1. 1 つまたは複数のオブジェクトを選択します。

  2. [オブジェクト] メニューで [エンベロープ歪線] をポイントし、[ワープ グループの作成] をクリックします。これでワープ グリッドが作成されます。

  3. ツール バーから [個別選択] ツール Cc294497.a4e92365-1fd6-473c-b727-1487d8a466c9(ja-jp,Expression.40).png を選択し、ポイントをワープ グリッドにドラッグします。

    同時に複数のポイントを移動するには、[個別選択] ツールまたは [なげなわで選択] ツール Cc294497.81bef400-2dac-4493-9ff4-8a9fc9153a33(ja-jp,Expression.40).png のどちらかを使用し、Shift キーを押しながら、移動するポイントをクリックします。

    [なげなわで選択] ツールで同時に複数のワープ ノードを選択した場合、Microsoft Expression Design では、選択したノードの近くにサイズ変更と回転のハンドルが表示され、簡単に拡大縮小したり、回転したり、傾けたりすることができます。

ワープ グループに配置する前の元のオブジェクト

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個別選択ツールを使用してワープ グループ ノードをドラッグした後

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ベクター オブジェクトをワープすると、そのパスは変更されますが、それらのパスに適用されているストロークや塗りつぶしは変更されません。ストロークや塗りつぶしはワープされたパスに適用されます。このため、外観は未変形です。

オブジェクトを元のフォームに復元するには

ワープ ノードをドラッグしてワープ グループを変形すると、基になるパスおよびシェイプの外観は変わりますが、実際のパス自体は影響されません。

  1. ワープ グループのオブジェクトを選択します。

  2. [オブジェクト] メニューで [エンベロープ歪線] をポイントし、[リセット] をクリックします。

ワープ グループのパスとシェイプを編集するには

ワープ グループのパスとシェイプを変更するには、それらのパスのワープ前の状態を別個のウィンドウで開いて表示する必要があります。

  1. [オブジェクト] メニューで [エンベロープ歪線] をポイントし、[ワープ グループの編集] をクリックします (または、Ctrl キー、Alt キー、Shift キー、W キーを同時に押します)。

  2. 2 番目のウィンドウで、ワープされていないオブジェクトを変更し、メインのドキュメント ウィンドウに切り替えて結果を確認します。

個々のオブジェクトの編集が完了したら、ワープ グループ ウィンドウを閉じます。

ワープ グリッドを変更するには

ワープ ノードはグリッド上に設定された間隔で表示されます。

  • ワープ グリッドのポイントの数を調整するには、[オブジェクト] メニューで [エンベロープ歪線] をポイントし、次のいずれかの操作を行います。

    • ポイントの数が多い詳細なグリッドにするには、[解像度を高く] をクリックします (または、Ctrl キーを押しながらピリオド (.) キーを押します)。

    • ポイントの数が少ない粗いグリッドにするには、[解像度を低く] をクリックします (または Ctrl キーを押しながらコンマ (,) キーを押します)。

ビットマップ イメージをワープするには

ビットマップ イメージ オブジェクトをワープする場合、ワープ グループを作成する必要はありません。

  1. イメージを選択します。

  2. [オブジェクト] メニューで [エンベロープ歪線] をポイントし、[解像度を高く] または [解像度を低く] のどちらかをクリックします。

元のパスをワープされたパスに置き換えるには

ワープ グループの変形はパスの外観のみに影響し、パス自体には影響しないため、ドキュメント ウィンドウには、ユーザーが選択して編集するパス ノードはありません。ワープされたパスを編集するには、最初にグループ化を解除する必要があります。グループ化を解除すると、元のパスが削除され、新しいワープされたパスに置き換えられます。ワープ グループに含まれるテキスト オブジェクトは、自動的にパスに変換されます。

ワープ グループのグループ化を解除すると、新しい曲線がベクター オブジェクトに適合されます。次の図では、グループ化の解除の効果を示すために解除後の単一のパスを選択しています。

Cc294497.ff8daabf-4bd0-4996-8a90-a5df247987c6(ja-jp,Expression.40).png

  • [整列] メニューで、[グループ化解除] をクリックします (または Ctrl キー、Shift キー、G キーを同時に押します)。

ワープを削除してグループ化を解除するには

ワープの設定をすべて取り消します。パスに影響を与えずにこれを行うには、まず、ワープ グリッドをリセットして、グループ化を解除します。

  1. [オブジェクト] メニューで [エンベロープ歪線] をポイントし、[リセット] をクリックします。

  2. [整列] メニューで [グループ化解除] をクリックします。

関連項目

タスク

サイズ変更と回転ハンドルの使用

概念

アンカー ポイントの選択

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