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カラー モデル

色はさまざまな方法で表現され、それぞれの方法は "カラー モデル"** を基にしています。たとえば、RGB カラー モデルは赤、緑、青の 3 色の光の混合度合いによって色を表現します。

Microsoft Expression Design では、RGB、HSL、HSB、CMYK、Hex の 5 つのカラー モデルを使用して色を指定できます。カラー モデルは、カラー ピッカーの下部にある [カラー ピッカーの選択] ボックスの一覧を使用して選択できます。詳細については、「カラー ピッカー」を参照してください。

これらのカラー モデルについて、それぞれ基礎的な情報を次に説明します。

  • RGB   RGB は加法混色モデルです。加える赤、緑、青の量を増やすと白に近づきます。等量の赤、緑、青を混合すると、常に中間色の灰色が得られます。色を暗くするには、3 色の量を同じ比率で減じます。コンピューターのスキャナーやモニターは RGB カラー モデルに基づいています。そのため、コンピューター上で色を表現する場合、特にスキャナーで取り込んだイメージを操作するときは、RGB カラー モデルが適しています。それぞれのチャネル (赤、緑、青) の範囲は 0 (無色) ~ 255 (純色) の値になります。RGB カラーは、"24 ビット カラー"** または "約 1,670 万色"** と呼ばれる場合もあります。

  • HLS****   色相 (Hue)、輝度 (Lightness (または明度))、彩度 (Saturation) の 3 要素で色が定義されるため、多くの人は HLS カラー モデルの方が直観的と感じます。色を指定するには、虹色のスペクトラムで色相を選び、彩度 (色の純度) を選択し、明度 (明暗) を設定します。明るい赤は非常に鮮やかで明るい色です。淡いピンクなどのパステル色では彩度が低くなります。色相は "度" (0 ~ 360°) で指定し、彩度と輝度は 0 ~ 100% の "パーセンテージ" で指定します。彩度が 0 の HLS カラーは中間色の灰色になります。

  • HSB   HSB カラー モデルは HLS とよく似ていますが、輝度の代わりに色の B 値 (明度) を使用する点が HLS と異なります。

  • CMYK****   プリンターや印刷機で行われる印刷ではシアン、マゼンタ、黄の 3 原色に基づいています。色を追加すると黒に近づくため "減法混色"** と呼ばれます。ただし、現実世界のインクは完全ではないので、広い印刷カラーをカバーするために黒 (K) を追加する必要があります。CMYK モデルは、主に印刷イメージを作成するのに適しています。シアン、マゼンタ、黄、黒のさまざまな組み合わせで同じ色が定義されることに注意してください。CMYK で中間色の灰色を定義するのは簡単ではありません (通常は、他の色よりもシアンを多めにする必要があります)。また出力装置によっても定義が変化します。

Noteメモ :

カラー ピッカー右下隅の "16 進値" フィールドをクリックすると、色を 16 進値で指定できます。16 進値は、Web ページの色を定義するときによく使用され、先頭に必ずナンバー記号 (#) が付きます。

関連項目

タスク

カラー ピッカー

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