データ ソース コントロールを使用したデータ ソースの構成
Microsoft Expression Web では、ASP.NET データ ソース コントロールを使用してデータベースからデータに接続できます。ASP.NET データ ソース コントロールの一覧については「データベースの使用」を参照してください。
メモ : |
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データ バインド コントロールを使用してデータ ソースを構成する場合は、「データ バインドされたコントロールによるデータ ソースの構成」を参照してください。 |
Expression Web で、Microsoft Access データベース、Microsoft SQL データベース、Oracle データベース、および OLE DB または ODBC プロトコルを使用してアクセス可能なデータベースなど、さまざまなデータ ソースに接続できます。
重要 : |
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Microsoft Access データベース (.mdb ファイル) は、Microsoft SQL Server データベースより安全性が劣ります。可能であれば、SQL Express などの SQL データベースにデータを移動することを検討してください。.mdb ファイルを Web アプリケーションの一部として使用する必要がある場合は、MSDN ライブラリの「データ アクセスのセキュリティ保護 」の「Microsoft Access データベース」のセクションに記載されているガイドラインに従ってください。 |
ここでは、ASP.NET データ ソース コントロールの挿入方法およびデータベースへの接続方法について説明します。また、SELECT ステートメントを構成してデータ ソースの接続を構成し、データ ソースから Web ページにデータを表示する方法を示します。
データ ソースを構成するには
次のいずれかの操作を行います。
[パネル] メニューの [データ ソース ライブラリ] をクリックします。[データ ソース ライブラリ] パネルの [ASP.NET 接続] で、[新しい ASP.NET 接続] をクリックします。
ヒント : [ASP.NET 接続] の見出しが折りたたまれている場合は、プラス記号 (+) をクリックして展開します。
[デザイン] ビューの [ツールボックス] パネルから、SQLDataSource などの ASP.NET データ ソース コントロールの 1 つをページにドラッグします。
メモ : 続行する前に .aspx ページを保存するには、[ファイル] をクリックして [上書き保存] をクリックします。
コントロールを右クリックし、[データ ソースの構成] をクリックします。[データ ソースの構成] ダイアログ ボックスで、[新しい接続] をクリックします。
[データ ソースの選択] ダイアログ ボックスで、次のいずれかをクリックします。
Microsoft Access データベース ファイル .NET Framework Data Provider for OLE DB 経由でネイティブ Jet プロバイダーを使って Access データベースに接続します。
Microsoft ODBC データ ソース ODBC ユーザーまたはシステム データ ソース名を指定して、.NET Framework Data Provider for ODBC 経由で ODBC ドライバーに接続します。
Microsoft SQL Server .NET Framework Data Provider for SQL Server を使用して、Microsoft SQL Server 2000 または 2005 に接続します。
Microsoft SQL データベース ファイル .NET Framework Data Provider for SQL Server を使用して、データベース ファイルを SQL Server (Microsoft SQL Express のインスタンスとして使用可能) のローカル インスタンスに接続します。
Oracle データベース .NET Framework Data Provider for Oracle を使用して Oracle 7.3 8i または 9i に接続します。
その他 一覧に指定されていない種類のデータベースに接続します。
常に同じ種類のデータ ソースに接続する場合は、[常にこれを選択する] ボックスをオンにし、データ ソースを構成するたびに異なる種類のデータ ソースに接続する場合は、このオプションをオフにします。[OK] をクリックします。
メモ : [その他] を選択すると、データ ソースに適したデータ プロバイダーが [データ プロバイダー] 一覧に表示されます。
接続するデータ ソースの種類を選択したので、データ ソースを ASP.NET コントロールに接続できる状態になりました。詳細については、次の図で使用しているデータ型を検索してください。
接続先 このセクションを参照 Microsoft Access データベース ファイル
Access データベースを構成するには
Microsoft ODBC データ ソース
ODBC データ ソースを構成するには
Microsoft SQL Server
SQL Server データ ソースを構成するには
Microsoft SQL データベース ファイル
SQL データベースを構成するには
Oracle データベース
Oracle データベースを構成するには
その他
その他の種類のデータベースを構成するには
Access データベースを構成するには
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスの [データベース ファイル名] ボックスに Microsoft Access データベース ファイルの相対パスを入力するか、[参照] をクリックしてファイルを検索します。
[データベースにログオン] セクションの [ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力し、[パスワード] ボックスにパスワードを入力します。パスワードを保存する場合は、[パスワードの保存] チェック ボックスをオンにします。
メモ : 接続に関する詳細情報を表示するには、[詳細] をクリックします。完了したら、[OK] をクリックします。
[接続の確認] をクリックして接続が確立されたことを確認し、[OK] をクリックします。
[データ ソースの構成] ダイアログ ボックスで、[次へ] をクリックします。
接続文字列を保存するには、[この接続をアプリケーション構成ファイルに保存しますか] の [はい、この接続を次の名前で保存します] チェック ボックスをオンにし、接続文字列の名前を入力するか、Expression Web で自動設定された文字列をそのまま使用します。それ以外の場合は、このチェック ボックスをオフにします。[次へ] をクリックします。
接続するデータ ソースの種類を選択したら、SELECT ステートメントを構成する準備は完了です。詳細については、このトピックの後半の「SELECT ステートメントを構成するには」を参照してください。
ODBC データ ソースを構成するには
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスの [データ ソースの指定] で、次のいずれかの操作を行います。
[ユーザー名またはシステム データ ソース名を使用] をオンにし、ドロップダウン リストでデータ ソースを選択します。
[接続文字列の使用] をオンにして接続文字列を入力するか、[ビルド] をクリックしてデータ ソースを検索し、接続文字列をビルドします。
[ログイン情報] セクションの [ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力し、[パスワード] ボックスにパスワードを入力します。
メモ : 接続に関する詳細情報を表示するには、[詳細] をクリックします。完了したら、[OK] をクリックします。
[接続の確認] をクリックして接続が確立されたことを確認し、[OK] をクリックします。
接続するデータ ソースの種類を選択したら、SELECT ステートメントを構成する準備は完了です。詳細については、このトピックの後半の「SELECT ステートメントを構成するには」を参照してください。
SQL Server データ ソースを構成するには
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスの [サーバー名] ボックスに、データベースが存在するサーバーの名前を入力します。
[サーバー ログオン] ボックスで、次のいずれかの操作を行います。
[Windows 認証を使用する] をオンにします。
[SQL Server 認証を使用する] をオンにして、[ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力し、[パスワード] ボックスにパスワードを入力します。
[データベースに接続] セクションで、次のいずれかの操作を行います。
[データベース名の選択または入力] をオンにし、ドロップダウン リストでデータ ソースを選択します。
[データベース ファイルのアタッチ] をオンにし、[参照] をクリックしてファイルを検索します。
メモ : 接続に関する詳細情報を表示するには、[詳細] をクリックします。完了したら、[OK] をクリックします。
[接続の確認] をクリックして接続が確立されたことを確認し、[OK] をクリックします。
接続するデータ ソースの種類を選択したら、SELECT ステートメントを構成する準備は完了です。詳細については、このトピックの後半の「SELECT ステートメントを構成するには」を参照してください。
SQL データベースを構成するには
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスの [データベース ファイル名] ボックスにデータベースの名前を入力するか、[参照] をクリックしてデータベースを検索します。
[サーバー ログオン] ボックスで、次のいずれかの操作を行います。
[Windows 認証を使用する] をオンにします。
[SQL Server 認証を使用する] をオンにして、[ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力し、[パスワード] ボックスにパスワードを入力します。パスワードを保存する場合は、[パスワードの保存] チェック ボックスをオンにします。
メモ : 接続に関する詳細情報を表示するには、[詳細] をクリックします。完了したら、[OK] をクリックします。
[接続の確認] をクリックして接続が確立されたことを確認し、[OK] をクリックします。
接続するデータ ソースの種類を選択したら、SELECT ステートメントを構成する準備は完了です。詳細については、このトピックの後半の「SELECT ステートメントを構成するには」を参照してください。
Oracle データベースを構成するには
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスの [サーバー名] ボックスに、データベースが存在するサーバーの名前を入力します。
メモ : データベースが存在するサーバーに接続する場合は、ODBC Driver for Oracle をインストールする必要があります。詳細については、MSDN ライブラリの「ODBC Driver for Oracle User's Guide (ODBC Driver for Oracle ユーザー ガイド) 」を参照してください。
[データベースにログオン] セクションの [ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力し、[パスワード] ボックスにパスワードを入力します。パスワードを保存する場合は、[パスワードの保存] チェック ボックスをオンにします。
メモ : 接続に関する詳細情報を表示するには、[詳細] をクリックします。完了したら、[OK] をクリックします。
[接続の確認] をクリックして接続が確立されたことを確認し、[OK] をクリックします。
接続するデータ ソースの種類を選択したら、SELECT ステートメントを構成する準備は完了です。詳細については、このトピックの後半の「SELECT ステートメントを構成するには」を参照してください。
その他の種類のデータベースを構成するには
[接続のプロパティ] ダイアログ ボックスの [サーバー名] ボックスに、データベースが存在するサーバーの名前を入力します。
[データベースにログオン] セクションの [ユーザー名] ボックスにユーザー名を入力し、[パスワード] ボックスにパスワードを入力します。パスワードを保存する場合は、[パスワードの保存] チェック ボックスをオンにします。
メモ : 接続に関する詳細情報を表示するには、[詳細] をクリックします。完了したら、[OK] をクリックします。
[接続の確認] をクリックして接続が確立されたことを確認し、[OK] をクリックします。
接続するデータ ソースの種類を選択したら、SELECT ステートメントを構成する準備は完了です。詳細については、このトピックの後半の「SELECT ステートメントを構成するには」を参照してください。
SELECT ステートメントを構成するには
[Select ステートメントの構成] ダイアログ ボックスの [データベースからデータをどうやって取得しますか] で、次のいずれかの操作を行います。
[カスタム SQL ステートメントまたはストアド プロシージャを指定] をオンにし、後述の「カスタム SQL ステートメントまたはストアド プロシージャを指定するには」を参照します。
[テーブルまたはビューから列を指定] をオンにし、後述の「テーブルまたはビューから列を指定するには」を参照します。
カスタム SQL ステートメントまたはストアド プロシージャを指定するには
[カスタム ステートメントまたはストアド プロシージャを定義します] ダイアログ ボックスの [この操作の SQL ステートメントを作成するには、タブをクリックします] で、次のいずれかをクリックします。
選択 テーブルからデータを取得します。
更新 テーブルのデータを変更します。
挿入 テーブルに新しい行を挿入します。
削除 テーブルから行を削除します。
または、[ストアド プロシージャ] 一覧からいずれかのストアド プロシージャを選択します。
メモ : 接続したデータベースで使用可能なすべてのプロシージャが [ストアド プロシージャ] 一覧に表示されます。データベースにストアド プロシージャが存在しない場合、一覧は使用できません。
SQL ステートメントを作成した後、次のいずれかをクリックしてクエリをさらにカスタマイズできます。
Where 一定の条件を定義してデータをフィルター処理します。
Order by データの並べ替え順を定義します。
詳細設定 INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメントを生成します。
[OK] をクリックします。[クエリのテスト] ダイアログ ボックスで、[クエリのテスト] をクリックして SQL ステートメントをテストします。[クエリのテスト] ボックスにデータのプレビューが表示され、[クエリのテスト] ボックスの下に SQL ステートメントのプレビューが表示されます。
[完了] をクリックします。
テーブルまたはビューから列を指定するには
[名前] 一覧で、データを取得および表示するテーブルを選択します。
[列] ボックスで、データを取得および表示する列を選択します。
SQL ステートメントを作成した後、次のいずれかをクリックしてクエリをさらにカスタマイズできます。
Where 一定の条件を定義してデータをフィルター処理します。
Order by データの並べ替え順を定義します。
詳細設定 INSERT、UPDATE、または DELETE ステートメントを生成します。
[OK] をクリックします。[クエリのテスト] ダイアログ ボックスで、[クエリのテスト] をクリックして SQL ステートメントをテストします。[クエリのテスト] ボックスにデータのプレビューが表示され、[クエリのテスト] ボックスの下に SQL ステートメントのプレビューが表示されます。
[完了] をクリックします。
関連項目
概念
ASP.NET データ コントロール
データの作業
データベースの使用
データ バインドされたコントロールによるデータ ソースの構成