方法 : 文字列に引用符を挿入する (Windows フォーム)

更新 : 2007 年 11 月

テキストの文字列への引用符 (" ") の挿入が必要となることがあります。以下にサンプルを示します。

   She said, "You deserve a treat!"

代わりに、Quote フィールドを定数として使用することもできます。詳細については、Visual Basic の「印刷と表示の定数」を参照してください。

コードの文字列に引用符を挿入するには

1. Visual Basic では、引用符が 2 つ並んでいる場合、埋め込み引用符として解釈されます。Visual C# と Visual C++ では、エスケープ シーケンス \" が埋め込み引用符として解釈されます。たとえば、上記の文字列を作成するには、次のコードを使用します。

   Private Sub InsertQuote()
      TextBox1.Text = "She said, ""You deserve a treat!"" "
   End Sub
   

   private void InsertQuote(){
      textBox1.Text = "She said, \"You deserve a treat!\" ";
   }
   

   private:
      void InsertQuote()
      {
         textBox1->Text = "She said, \"You deserve a treat!\" ";
      }
   

   または

2. 引用符に相当する ASCII 文字または Unicode 文字を挿入します。Visual Basic では、ASCII 文字 (34) を使用します。Visual C# では、Unicode 文字 (\u0022) を使用します。

   Private Sub InsertAscii()
      TextBox1.Text = "She said, " & Chr(34) & "You deserve a treat!" & Chr(34)
   End Sub
   

   private void InsertAscii(){
      textBox1.Text = "She said, " + '\u0022' + "You deserve a treat!" + '\u0022';
   }
   

   メモ :
   この例で \u0022 を使用することはできません。これは、基本文字セットの文字を指定するユニバーサル文字名を使用できないためです。使用した場合は、C3851 が発生します。詳細については、「コンパイラ エラー C3851」を参照してください。

   または

3. 文字に定数を定義し、必要に応じて使用することもできます。

   Const quote As String = """"
   TextBox1.Text = "She said, " & quote & "You deserve a treat!" & quote
   

   const string quote = "\"";
   textBox1.Text = "She said, " + quote +  "You deserve a treat!"+ quote ;
   

   const String^ quote = "\"";
   textBox1->Text = String::Concat("She said, ",
      const_cast<String^>(quote), "You deserve a treat!",
      const_cast<String^>(quote));
   

参照

処理手順

方法 : Windows フォーム TextBox コントロールでのカーソル位置を制御する

方法 : Windows フォームの TextBox コントロールを使用してパスワード テキスト ボックスを作成する

方法 : 読み取り専用テキスト ボックスを作成する (Windows フォーム)

方法 : Windows フォーム TextBox コントロールでテキストを選択する

方法 : Windows フォーム TextBox コントロールで複数行を表示する

参照

TextBox コントロールの概要 (Windows フォーム)

TextBox

Quote

印刷と表示の定数

その他の技術情報

TextBox コントロール (Windows フォーム)