CView::OnDrop

更新 : 2007 年 11 月

有効なドロップ ターゲット上でユーザーがデータ オブジェクトを離したとき、フレームワークが呼び出します。

virtual BOOL OnDrop(
   COleDataObject* pDataObject,
   DROPEFFECT dropEffect,
   CPoint point 
);

パラメータ

• pDataObject
  ドロップ ターゲットにドロップされる COleDataObject へのポインタ。

• dropEffect
  ユーザーが要求したドロップ操作の結果。

  • DROPEFFECT_COPY   ドロップされているデータ オブジェクトのコピーを作成します。

  • DROPEFFECT_MOVE    データ オブジェクトを現在のマウス位置に移動します。

  • DROPEFFECT_LINK   データ オブジェクトとオブジェクトのサーバー間にリンクを作成します。

• point
  ビューのクライアント領域からの現在のマウスの相対位置。

戻り値

正常にドロップされた場合は 0 以外を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

既定の実装では何も行われず、FALSE が返されます。

ビューのクライアント領域に OLE アイテムをドロップする結果を実装するには、この関数をオーバーライドします。クリップボード データ形式や指定された位置にドロップされたデータに対して、pDataObject を使ってデータ オブジェクトを調べることができます。

メモ :
このビュー クラスに OnDropEx へのオーバーライドがあるときは、フレームワークはこの関数を呼び出しません。

必要条件

ヘッダー : afxwin.h

参照

参照

CView クラス

階層図

CView::OnDragEnter

CView::OnDragOver

CView::OnDropEx

CView::OnDragLeave

COleDropTarget::OnDrop

その他の技術情報

CView のメンバ