double (C# リファレンス)

更新 : 2007 年 11 月

double キーワードは、64 ビットの浮動小数点数値を格納する単純型を表します。double 型の有効桁数とおおよその範囲は、次のとおりです。

おおよその範囲

有効桁数

.NET Framework 型

double

±5.0 × 10−324 to ±1.7 × 10308

15 ~ 16 桁

System.Double

リテラル

既定では、代入演算子の右側にある実数値リテラルは double として扱われます。ただし、整数を double として扱う必要がある場合は、サフィックス d または D を使用します。次に例を示します。

double x = 3D;

変換

数値の整数型と浮動小数点型を 1 つの式に混在させることができます。混在する場合は、整数型が浮動小数点型に変換されます。式の評価は、次の規則に従います。

  • 浮動小数点型のうちの 1 つが double である場合、式は double になります。関係式またはブール式では bool になります。

  • 式に double 型が 1 つも存在しない場合、式は float になります。関係式またはブール式では bool になります。

浮動小数点の式に含まれる値は、次のとおりです。

  • 正および負の 0

  • 正および負の無限大

  • 非数 (NaN)

  • 有限の 0 以外の値

値の詳細については、「IEEE Standard for Binary Floating-Point Arithmetic」(IEEE の Web サイト) を参照してください。

使用例

次の例では、intshortfloat、および double を加算した結果が、double 型として出力されます。

// Mixing types in expressions
class MixedTypes
{
    static void Main()
    {
        int x = 3;
        float y = 4.5f;
        short z = 5;
        double w = 1.7E+3;
        // Result of the 2nd argument is a double:
        Console.WriteLine("The sum is {0}", x + y + z + w);
    }
}
// Output: The sum is 1712.5

C# 言語仕様

詳細については、「C# 言語仕様」の次のセクションを参照してください。

  • 1.3 型と変数

  • 4.1.5 整数型

参照

概念

C# プログラミング ガイド

参照

C# のキーワード

組み込み型の一覧表 (C# リファレンス)

暗黙的な数値変換の一覧表 (C# リファレンス)

明示的な数値変換の一覧表 (C# リファレンス)

その他の技術情報

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既定値の一覧表 (C# リファレンス)

浮動小数点型の一覧表 (C# リファレンス)