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COleDateTime::Format

更新 : 2008 年 7 月

書式化された表現の日付/時刻値を作成します。

CString Format(
   DWORD dwFlags = 0,
   LCID lcid = LANG_USER_DEFAULT
) const;
CString Format(
   LPCTSTR lpszFormat 
) const;
CString Format(
   UINT nFormatID 
) const;

パラメータ

  • dwFlags
    次のロケール フラグの 1 つを返します。

    • LOCALE_NOUSEROVERRIDE   カスタム ユーザー設定ではなく、システムの既定のロケール設定を使います。

    • VAR_TIMEVALUEONLY   解析のときに、日付部分を無視します。

    • VAR_DATEVALUEONLY   解析のときに、時刻部分を無視します。

  • lcid
    変換に使用するロケール ID。言語識別子の詳細については、「Language Identifiers」を参照してください。

  • lpszFormat
    printf の書式指定文字列と同じような書式指定文字列。パーセント (%) 記号に続く各書式指定コードが、対応する COleDateTime の構成要素によって置き換えられます。書式指定文字列のその他の文字は、変更されることなく戻り値の文字列にコピーされます。詳細については、ランタイム関数 strftime の説明を参照してください。Format の書式指定コードの値とその意味は以下のとおりです。

    • %H   現在 COleDateTime が保持している値を、日、時、分、秒に変換したときの "時"

    • %M   現在 COleDateTime が保持している値を、日、時、分、秒に変換したときの "分"

    • %S   現在 COleDateTime が保持している値を、日、時、分、秒に変換したときの "秒"

    • %%   パーセント記号

  • nFormatID
    書式指定文字列のリソース ID。

戻り値

書式化された日付/時刻値を持つ CString を返します。

解説

COleDateTime オブジェクトの状態が null のときは、戻り値は空文字列になります。状態が無効なときは、文字列リソース ATL_IDS_DATETIME_INVALID で指定される文字列が返されます。

この関数の 3 つの形式を次に簡単に説明します。

  • Format( dwFlags, lcid)
    この形式では、日付/時刻の国別言語指定 (ロケール ID) を使って値が書式化されます。この形式で既定のパラメータを使用した場合、時刻部分が 0 (午前 0 時) でない限り、日付と時刻の両方が出力されます。時刻部分が 0 のときは、日付だけが印刷されます。日付部分が 0 (1899 年 12 月 30 日) のときは、時刻だけが出力されます。日付/時刻の値が 0 (1899/12/30) のときは、既定のパラメータでは午前 0 時が出力されます。

  • Format( lpszFormat)
    この形式の関数は、printf と同様に、先頭にパーセント記号 (%) が付いた特殊な書式制御コードを持つ書式指定文字列を使用して、値を書式化します。書式指定文字列は、パラメータとして関数に渡されます。書式制御コードの詳細については、「ランタイム ライブラリ リファレンス」の「strftime、wcsftime」を参照してください。

  • Format( nFormatID)
    この形式の関数は、printf と同様に、先頭にパーセント記号 (%) が付いた特殊な書式制御コードを持つ書式指定文字列を使用して、値を書式化します。書式指定文字列はリソースです。この文字列のリソース ID は、パラメータとして関数に渡されます。書式制御コードの詳細については、「ランタイム ライブラリ リファレンス」の「strftime、wcsftime」を参照してください。

ロケール ID 値の一覧については、Windows SDK の「Supporting Multiple National Languages」を参照してください。

使用例

COleDateTime t(1999, 3, 19, 22, 15, 0);

CString str = t.Format(_T("%A, %B %d, %Y"));
ASSERT(str == _T("Friday, March 19, 1999"));   

必要条件

ヘッダー : atlcomtime.h

参照

参照

COleDateTime クラス

階層図

COleDateTime::ParseDateTime

COleDateTime::GetStatus

その他の技術情報

COleDateTime のメンバ

履歴の変更

日付

履歴

理由

2008 年 7 月

無効な状態の文字列リソース定数を更新

コンテンツ バグ修正