配置レポートの主要なセクションの概要
更新 : 2007 年 11 月
配置レポートは、HTML と XML の 2 つの形式で生成されます。HTML 形式の配置レポートは見やすさを重視したものです。一方、XML 形式の配置レポートは、配置スクリプトの作成など、配置プロセスでの用途を想定したものです。詳細については、「方法 : 配置レポートを生成する」を参照してください。このトピックでは、XML 形式の配置レポートを解釈することによってアプリケーションを配置する方法について説明します。配置レポートの詳細については、「配置レポートの概要」および「配置レポートを使った配置の概要」を参照してください。
配置レポートの親要素
XML 形式の配置レポートを構成する親要素は 5 つ存在し、次の順序で出現します。
<Import>
<Applications>
<Binding>
<LogicalServers>
<Errors>
次の表で、これらの要素を簡単に説明します。
要素名 |
説明 |
---|---|
<Import> |
配置レポートで参照された型を対象に、システム定義モデル (SDM) の設定をインポートする場合に使用されます。配置時には不要です。 |
<Applications> |
配置対象のアプリケーションに関する情報が格納されます。この要素には、各アプリケーションの設定、リソース、およびエンドポイントに関する情報も格納されます。配置時に必要となります。 詳細については、「配置レポートのアプリケーション情報」を参照してください。 |
<Binding> |
アプリケーションと論理サーバー間のホスト関係またはバインディング関係についての情報が格納されます。配置時に必要となります。 詳細については、「配置レポートのバインディング情報」を参照してください。 |
<LogicalServers> |
少なくとも 1 つのアプリケーションがバインドされた論理サーバーについての情報が格納されます。この要素には、バインドされた各論理サーバーの設定、リソース、およびエンドポイントに関する情報も格納されます。これらの論理サーバーがゾーン内に存在する場合は、さらにそのゾーンに関する情報も格納されます。配置時に必要となります。 詳細については、「配置レポートの論理サーバー情報」を参照してください。 |
<Errors> |
システム検証で生成された未解決のエラーが格納されます。それ以外の場合、この要素は空になります。
メモ :
この要素は必ず空になっている必要があります。エラーが格納されている場合、そのシステムは配置に必要な準備が整っていないことを表します。
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ヒント : |
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配置レポートのスキーマは "…\Program Files\Microsoft Visual Studio 9\Common7\Packages\SDM\Schema\DeploymentReport.xsd" に格納されています。このスキーマには、配置レポートを構成する各要素の定義情報が格納されます。詳細については、「DeploymentReport スキーマ要素」を参照してください。 |