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方法 : 配置レポートで ASP.NET アプリケーションの IIS メタベース設定を見つける

更新 : 2007 年 11 月

配置レポートには、ASP.NET アプリケーションを配置するために必要な IIS メタベース設定がアプリケーションごとに記録されています。XML 形式の配置レポートを見ると、"WebApplication" という名前の <Resource> 要素に <Setting> という要素が存在します。この要素が、そのアプリケーションの IIS 設定を表しています。

Bb164479.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

一部の設定については、名前、値、または型が IIS の対応する設定と異なります。これらの構成をターゲット サーバーに適用する際は、あらかじめ変換しておく必要があります。

詳細については、次のトピックを参照してください。

配置レポートで ASP.NET アプリケーションの IIS 設定を見つけるには

  1. XML 形式の配置レポートを開きます。

  2. <Applications> 要素から、ASP.NET アプリケーションに対応する <Application> 要素を探します。

  3. <Application> 要素から、"WebApplication" という名前の <Resource> 要素を探します。

    "WebApplication" 要素には、そのアプリケーションに必要な IIS 設定を識別する <Setting> 要素が含まれています。

  4. 各 <Setting> 要素について、"Resultant" という名前の <Facet> 要素から値を取得します。

    Bb164479.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

    一部の <Setting> 要素には、"Assigned"、"Resultant"、"Default" の 3 つの <Facet> 要素が存在します。IIS 設定の場合、"Default" 値は、配置ダイアグラム上でそのアプリケーションがバインドされている IIS Web サーバーから取得されます。ただし、この "Default" 値は、アプリケーションがバインドされている Web サイト エンドポイントに関連付けられたリソースから取得されているわけではありません。IIS Web サーバーの [WebSites] リソースから取得されています。したがって、この値は、配置時に修正する必要があります。既定の Web サイトの設定が既存の Web サーバーからインポートされると、設定および制約エディタ内で、[WebSites] リソースが [DefaultWebSite] という名前に変更されます。しかし、配置レポート上では、対応する <Resource> 要素が依然として "WebSites" のままとなります。

使用例

次の例には、ASP.NET アプリケーションに対応する <Resource> 要素 ("WebApplication") が存在します。また、このアプリケーションの IIS 設定の 1 つを表す <Setting> 要素が存在します。"AccessFlags" という名前の <Setting> 要素には、3 つの <Facet> 要素が存在しますが、配置に必要な値は "Resultant"という名前の <Facet> 要素に格納されています。

<Resource Name="WebApplication" Definition="MyWebApp:MyWebApp.WebApplication" Extends="Microsoft_InternetInformationServices:WebApplication" InstanceId="0b7bb788-f676-4791-957d-92d73840fd97">
   ...
      <Setting Name="AccessFlags" Definition="Microsoft_InternetInformationServices:AccessFlags">
         <Facet Name="Assigned" Definition="Microsoft_InternetInformationServices:AccessFlags" State="Set" List="true" Null="true" />
         <Facet Name="Resultant" Definition="Microsoft_InternetInformationServices:AccessFlags" State="Set" List="true"><Value>AllowRead</Value></Facet>
         <Facet Name="Default" Definition="Microsoft_InternetInformationServices:AccessFlags" State="Set" List="true">
            <Value>AllowRead</Value>
         </Facet>
      </Setting>
   ...
</Resource>

参照

概念

配置レポートを使った配置の概要

参照

配置レポートの主要なセクションの概要