はじめに (Entity Framework)
ADO.NET エンティティ フレームワーク は、データ処理を中心とするアプリケーションとサービスをサポートするように設計されており、論理リレーショナル レベルから概念レベルへと抽象化のレベルを上げることで、データに対してプログラミングするプラットフォームを提供します。開発者は高度に抽象化されたデータを使用できるため、エンティティ フレームワーク は特定のデータ ストレージ エンジンまたはリレーショナル スキーマに依存しないコードをサポートします。詳細については、「Entity Framework の概要」を参照してください。
エンティティ フレームワーク は、ストレージ レベルと概念レベルにおけるデータと両者間のマッピングを定義する Entity Data Model (EDM) をサポートします。また、開発者は共通言語ランタイム (CLR) オブジェクトとして概念レベルで定義されたデータ型に対して直接プログラムすることもできます。エンティティ フレームワーク ツールを使用すると、既存のデータベースに基づいて EDM と関連 CLR オブジェクトを生成できます。これにより、オブジェクトベースのデータ アプリケーションとサービスの作成に従来必要とされてきたデータ アクセス コードの多くが削減され、既存のデータベースからオブジェクト指向のデータ アプリケーションとサービスを短時間で作成できるようになります。
このセクションのトピックは、「クイック スタート (Entity Framework)」チュートリアル内の基本的なテクノロジを説明することで、エンティティ フレームワーク の使用方法を簡単に理解していただけるように設計されています。
このセクションの内容
- Entity Data Model の生成
既存のデータベースから EDM を派生させる方法について説明します。
- 概念モデルからストレージ スキーマへのマッピング
概念モデルをストレージ モデルにマッピングする方法について説明します。
- エンティティ データの使用
EDM に対してクエリを実行し、オブジェクト データを使用する方法について説明します。
- クイック スタート (Entity Framework)
エンティティ フレームワーク アプリケーションの作成方法を示すチュートリアルです。
- Entity Framework のリソース
情報の検索と エンティティ フレームワーク リソースの検索に関するガイドです。
参照
概念
その他のリソース
アプリケーションのシナリオ (Entity Framework)
機能リファレンス (Entity Framework)