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ATL ユーティリティのリファレンス

更新 : 2007 年 11 月

ATL には、CPathTCUrl の形式でパスおよび URL を操作するためのコードが用意されています。スレッド プール CThreadPool は、ユーザー独自のアプリケーションで使用できます。このコードは atlpath.h および atlutil.h にあります。

クラス

CPathT クラス

このクラスはパスを表します。

CDebugReportHook クラス

このクラスは、名前付きパイプにデバッグ レポートを送信するために使用します。

CNonStatelessWorker クラス

スレッド プールからの要求を受け取り、ワーカー オブジェクトに渡します。ワーカー オブジェクトは、要求のたびに作成および破棄されます。

CNoWorkerThread クラス

このクラスは、動的キャッシュ管理を無効にする場合に、キャッシュ クラスに渡す MonitorClass テンプレート パラメータの引数として使用します。

CThreadPool クラス

このクラスには、ワーク アイテムのキューを処理するワーカー スレッドのプールが用意されています。

CUrl クラス

このクラスは URL を表します。URL の各要素をそれぞれ独立に操作して、既存の URL 文字列を解析したり、文字列を新規に組み立てたりできます。

CWorkerThread クラス

このクラスでは、ワーカー スレッドの作成、既存のワーカー スレッドの使用、1 つ以上のカーネル オブジェクト ハンドルの待機、およびハンドルの 1 つがシグナルを送信したときに指定のクライアント関数の実行を行います。

Typedef

CPath

CString を使用する、CPathT から特化した形式です。

CPathA

CStringA を使用する、CPathT から特化した形式です。

CPathW

CStringW を使用する、CPathT から特化した形式です。

ATL_URL_PORT

ポート番号を指定するために CUrl が使用する型です。

列挙型

ATL_URL_SCHEME

この列挙型のメンバは、CUrl で認識されるスキームの定数を提供します。

関数

AtlCanonicalizeUrl

URL を標準形式に変換します。安全でない文字や空白をエスケープ シーケンスに変換する処理などが含まれます。

AtlCombineUrl

ベース URL と相対 URL を結合して、1 つの標準形式の URL にします。

AtlEscapeUrl

すべての安全でない文字をエスケープ シーケンスに変換します。

AtlGetDefaultUrlPort

特定のインターネット プロトコルまたはスキームに関連付けられた既定のポート番号を取得します。

AtlHexValue

16 進数の数値を取得します。

AtlIsUnsafeUrlChar

URL で使用しても安全な文字かどうかを判断します。

AtlUnescapeUrl

エスケープ文字を元の値に変換します。

SystemTimeToHttpDate

システム時刻を HTTP ヘッダーで使用できる形式の文字列に変換します。

ATLPath::AddBackslash

PathAddBackslash 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::AddExtension

PathAddExtension 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::Append

PathAppend 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::BuildRoot

PathBuildRoot 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::Canonicalize

PathCanonicalize 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::Combine

PathCombine 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::CommonPrefix

PathCommonPrefix 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::CompactPath

PathCompactPath 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::CompactPathEx

PathCompactPathEx 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::FileExists

PathFileExists 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::FindExtension

PathFindExtension 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::FindFileName

PathFindFileName 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::GetDriveNumber

PathGetDriveNumber 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsDirectory

PathIsDirectory 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsFileSpec

PathIsFileSpec 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsPrefix

PathIsPrefix 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsRelative

PathIsRelative 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsRoot

PathIsRoot 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsSameRoot

PathIsSameRoot 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsUNC

PathIsUNC 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsUNCServer

PathIsUNCServer 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::IsUNCServerShare

PathIsUNCServerShare 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::MakePretty

PathMakePretty 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::MatchSpec

PathMatchSpec 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::QuoteSpaces

PathQuoteSpaces 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::RelativePathTo

PathRelativePathTo 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::RemoveArgs

PathRemoveArgs 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::RemoveBackslash

PathRemoveBackslash 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::RemoveBlanks

PathRemoveBlanks 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::RemoveExtension

PathRemoveExtension 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::RemoveFileSpec

PathRemoveFileSpec 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::RenameExtension

PathRenameExtension 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::SkipRoot

PathSkipRoot 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::StripPath

PathStripPath 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::StripToRoot

PathStripToRoot 用のオーバーロードされたラッパーです。

ATLPath::UnquoteSpaces

PathUnquoteSpaces 用のオーバーロードされたラッパーです。

マクロ

ATL_URL のフラグ

AtlEscapeUrl および AtlCanonicalizeUrl の動作を変更するフラグです。

ATL_WORKER_THREAD_WAIT

このマクロは、CWorkerThread::Shutdown がワーカー スレッドのシャットダウンまでに待機する既定値をミリ秒単位で定義します。

ATLS_DEFAULT_THREADPOOLSHUTDOWNTIMEOUT

このマクロは、CThreadPool がスレッドのシャットダウンまでに待機する既定時間をミリ秒単位で定義します。

ATLS_DEFAULT_THREADSPERPROC

このマクロは、CThreadPool が使用するプロセッサあたりの既定のスレッド数を定義します。

参照

その他の技術情報

ATL の概念

ATL リファレンス