EntityType 要素 (SSDL)
エンティティ データ モデル (EDM) では、EntityType 要素は、EDM アプリケーションによって使用されるストレージ モデルのエンティティに関するメタデータを定義するためにストア スキーマ定義言語 (SSDL) で使用されます。
次の例の名前空間 AdventureWorksHRTarget には、人事 Department テーブルのストレージ エンティティが含まれます。Department エンティティのプロパティは、次の SSDL スキーマ (抜粋) で宣言および定義されます。
<?xml version="1.0" encoding="utf-8"?>
<Schema Namespace="AdventureWorksHRTarget" Alias="Self"
xmlns="https://schemas.microsoft.com/ado/2006/04/edm/ssdl">
<EntityType Name="Department" >
<Key>
<PropertyRef Name="DepartmentID">
</Key>
<Property Name="DepartmentID" Type="smallint" Nullable="false"
StoreGeneratedPattern="Identity" />
<Property Name="Name" Type="nvarchar" Nullable="false"
MaxLength="50" />
<Property Name="GroupName" Type="nvarchar" Nullable="false"
MaxLength="50" />
<Property Name="ModifiedDate" Type="datetime" Nullable="false" />
</EntityType>
ターゲット データベース内の Department エンティティは、概念スキーマ定義言語 (CSDL) 宣言の Key プロパティに似た Key プロパティを指定します。また、ストレージ モデル スキーマのエンティティには、Department という名前が付けられます。エンティティのデータベース ストア インスタンスは CSDL スキーマで定義されているので、このエンティティには、データ テーブルの主キーに対応するメタデータの Key プロパティが必要です。
この SSDL スキーマでは、Key プロパティのデータ型は SQL Server データ型である smallint です。CSDL ファイル内のパラレル Department エンティティは、EDM によって定義されたプリミティブ型である Int16 データ型を使用します。
このストレージ エンティティの Name および GroupName プロパティのデータ型はどちらも、可変長 UNICODE 文字の配列の SQL Server データ型である nvarchar です。SSDL 構文は、50 文字の MaxLength を指定します。これは、データベース スキーマに対応します。
プロパティ ModifiedDate は、CSDL でも SSDL でも DateTime 型です。
参照
概念
EntityType 要素 (CSDL)
EntityTypeMapping 要素 (EntitySetMapping)
EntityContainerMapping 要素 (MSL)
AdventureWorks Complete Model (EDM)
単純型 (EDM)