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メタデータ ワークスペースの概要

ADO.NET MetadataWorkspace クラスは、開発者がアプリケーションのコンテキストで エンティティ データ モデル (EDM) メタデータにアクセスすることを可能にする、中心的なランタイム API です。メタデータ ワークスペースは、個別に異なる種類のメタデータを読み込む特定の項目コレクションからのメタデータを集計します。

次の図に、MetadataWorkspace クラスとそれに対応する項目コレクションのリレーションシップを示します。

ADO.NET メタデータ ワークスペース

項目コレクションは、XML ファイル (CSDL、SSDL、MSL) や共通言語ランタイム (CLR) アセンブリなどの永続的リソースからメタデータを読み込みます。それぞれのリソースは、異なる種類のメタデータを表します。項目コレクションの詳細については、「項目コレクション (メタデータ)」を参照してください。

ADO.NET エンティティ フレームワーク を使用するアプリケーション内の異なるモデルに対応して、次の 4 種類のメタデータがあります。

  • オブジェクト モデル : 概念モデルの具体的なオブジェクト実現として使用される、クラスの静的な表現を表します。

  • 概念モデル : ADO.NET アプリケーションのドメイン モデルを反映する概念エンティティを表します。

  • ストレージ (データベース) モデル : EDM で表される対象データベースの論理モデルを表します。

  • マッピング モデル : 概念エンティティと論理データベース モデルの間のマッピングを表します。

ADO.NET は、CLR クラス (オブジェクト モデルの場合)、概念スキーマ定義言語 (CSDL) ファイル (概念モデルの場合)、ストア スキーマ定義言語 (SSDL) ファイル (ストレージ モデルの場合)、およびマッピング スキーマ言語 (MSL) ファイル (マッピング モデルの場合) からメタデータを読み込みます。

参照

概念

メタデータ ワークスペース