配置に関する注意事項 (Entity Framework)
このトピックでは、データ アクセスに ADO.NET Entity Framework を使用するアプリケーションの配置について説明します。Entity Framework の詳細については、「はじめに (Entity Framework)」を参照してください。
Entity Framework は、Visual Studio に組み込むことにより Visual Studio での開発を容易にする一連のツールを提供します。詳細については、「Entity Data Model ツール」を参照してください。このトピックでは、Entity Framework ベースのアプリケーションを配置するための具体的なテクノロジの使用法については触れません。
Visual Studio では、ClickOnce 配置など、アプリケーションの配布および配置のための機能が提供されています。詳細については、Visual Studio ドキュメントの「アプリケーションとコンポーネントの配置」を参照してください。
Entity Framework を使用するアプリケーションを配置する場合は、次の注意事項が適用されます。
.NET Framework 3.5 Service Pack 1 (SP1) 以降、Entity Framework は .NET Framework のコンポーネントになっています。Entity Framework ベースのアプリケーションを配置する場合は、.NET Framework 3.5 SP1 以降のバージョンがインストールされていることを確認する必要があります。
Entity Data Model ウィザードで Entity Data Model (EDM) が生成されると、アプリケーション設定ファイルで EDM 接続文字列が作成されます。既定では、モデル ファイルとマッピング ファイルは組み込みアプリケーション リソースとして配置されます。モデル ファイルとマッピング ファイルが組み込みリソースとして配置されるかどうかを制御するには、Entity Designer ファイルの Metadata Artifact Processing プロパティを使用します。詳細については、「エンティティ デザイナを使用した配置タスク」を参照してください。
モデル ファイルとマッピング ファイル (.csdl、.ssdl、.msl) が EDM 接続文字列で指定したディレクトリにアプリケーションと共に配置されていることを確認してください。詳細については、「接続文字列 (Entity Framework)」を参照してください。
EDM のモデル ファイルとマッピング ファイルをアプリケーション リソースとして組み込む場合は、EDM を更新するたびにアプリケーションの再コンパイルと再配置が必要になります。
Entity Framework は .NET Framework のコンポーネントであるため、.NET Framework 使用許諾契約書での許可に従ってアプリケーションと共に再配布できます。詳細については、「.NET Framework の再頒布」を参照してください。