.NET Framework Data Provider for SQL Server (SqlClient) (Entity Framework 用)
このセクションでは、.NET Framework Data Provider for SQL Server (SqlClient) について説明します。これによって、Microsoft SQL Server 上で Entity Framework が機能できるようになります。
Provider スキーマ属性
Provider は、Entity Data Model (EDM) のストレージ モデル ファイルの Schema 要素の属性です。ストレージ モデル ファイルは、ストア スキーマ定義言語 (SSDL) で記述されます。
SqlClient を使用するには、文字列 "System.Data.SqlClient" を Schema 要素の Provider 属性に割り当てます。
ProviderManifestToken スキーマ属性
ProviderManifestToken は、EDM のストレージ モデル ファイル (SSDL) の Schema 要素の必須属性です。このトークンは、オフライン シナリオ用のプロバイダ マニフェストを読み込むために使用されます。ProviderManifestToken 属性の詳細については、「ProviderManifestToken 属性 (SSDL)」を参照してください。
SqlClient は、SQL Server の各バージョンのデータ プロバイダとして使用できます。これらのバージョンでは機能が異なります。たとえば、SQL Server 2000 では、SQL Server 2005 で導入された varchar(max) 型および nvarchar(max) 型をサポートしていません。
SqlClient は、SQL Server の各バージョンに対応する次のプロバイダ マニフェスト トークンを生成し、受け取ります。
SQL Server 2000 |
SQL Server 2005 |
SQL Server 2008 |
2000 |
2005 |
2008 |
プロバイダの名前空間名
すべてのプロバイダで名前空間を指定する必要があります。このプロパティによって、型や関数など、プロバイダが特定のコンストラクタに使用するプレフィックスを Entity Framework に通知できます。SqlClient プロバイダ マニフェストの名前空間は SqlServer です。名前空間の詳細については、「名前空間 (Entity SQL)」を参照してください。
型
Entity Framework 用の SqlClient プロバイダは、Entity Data Model (EDM) 型と SQL Server 型の間のマッピング情報を提供します。詳細については、「.NET Framework Data Provider for SQL Server の型 (Entity Framework)」を参照してください。
関数
Entity Framework 用の SqlClient プロバイダは、パラメータや戻り値の型が EDM の語句で表現される、プロバイダがサポートする関数の一覧を定義します。サポートされる関数の一覧については、「Entity Framework 用 .NET Framework Data Provider for SQL Server (SqlClient) 関数」を参照してください。
参照
概念
Entity SQL 言語
.NET Framework Data Provider for SQL Server (SqlClient) (Entity Framework 用)
ADO.NET メタデータ