EntityDataSource Web サーバー コントロールの概要
更新 : 2007 年 11 月
ADO.NET EntityDataSource コントロールを使用すると、ADO.NET Entity Framework を使用する Web アプリケーションでデータ バインディングを行うことができます。Entity Framework と同様に、このコントロールは、.NET Framework 3.5 SP1 以降の機能の一部として提供されます。ASP.NET データ バインディング コントロールのデザイン時モデルに慣れているユーザーにとって、EntityDataSource コントロールのプログラミング サーフェイスは、SqlDataSource、LinqDataSource、XmlDataSource、および ObjectDataSource の各コントロールのプログラミング サーフェイスに似ています。
EntityDataSource コントロールは、他の Web サーバー データ ソース コントロールと同じように、同じページ上のデータ バインド コントロールに代わり、データ ソースに対する作成、読み取り、更新、および削除の各操作を管理します。EntityDataSource は、編集可能なグリッド、並べ替えやフィルタ処理をユーザーが制御するフォーム、二重にバインドされたドロップダウン リスト コントロール、およびマスター/詳細ページで使用できます。
EntityDataSource コントロールを使用すると、ページ上の Web コントロールを、Entity Data Model (EDM) 内のデータにバインドできます。ObjectQuery<T> のクエリ ビルダ メソッドと同様に、クエリの作成には、Where()、OrderBy()、GroupBy()、および Select() の各プロパティに割り当てられた Entity SQL 構文のフラグメントを使用します。これらの操作に対するパラメータ値は、ページ コントロール、Cookie、ページの URI に付加されるクエリ パラメータ、およびその他の ASP.NET のパラメータ オブジェクトから取得できます。EntityDataSource デザイナを使用すると、デザイン時に EntityDataSource コントロールを簡単に構成できます。
このセクションの内容
参照
コントロールへのオブジェクトのバインド (Entity Framework タスク)
オブジェクトとしてのデータのクエリ (Entity Framework)