CWnd::InvokeHelper

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

dwDispID によって指定された ActiveX コントロールメソッドまたはプロパティを wFlags で指定されたコンテキストで呼び出すには、このメンバ関数を呼び出します。

void AFX_CDECL InvokeHelper(
   DISPID dwDispID,
   WORD wFlags,
   VARTYPE vtRet,
   void* pvRet,
   const BYTE* pbParamInfo,
   ... 
);

パラメータ

dwDispID
呼び出されるメソッドまたはプロパティを識別します。
wFlags
IDispatch::Invoke の呼び出しのコンテキストを示すフラグ。wFlags に指定できる値については、Windows SDK の「IDispatch::Invoke」を参照してください。
vtRet
戻り値の型を指定します。指定できる値については、COleDispatchDriver::InvokeHelper の「解説」を参照してください。
pvRet
プロパティの値または戻り値を受ける変数のアドレスを指定します。この変数の型は、vtRet で指定された型と一致している必要があります。
pbParamInfo
pbParamInfo に続くパラメータの型を指定するバイト列の NULL で終わる文字列へのポインタ。指定できる値については、COleDispatchDriver::InvokeHelper の「解説」を参照してください。
...
pbParamInfo で指定した型の可変数のパラメータリストを指定してください。

解説

パラメータ pbParamInfo には、メソッドまたはプロパティに渡されるパラメータの型を指定します。引数リストは構文の ... で表されます。

この関数はパラメータを VARIANTARG 値に変換し、ActiveX コントロールの IDispatch::Invoke メソッドを適用します。IDispatch::Invoke の呼び出しが失敗した場合は、例外をスローします。IDispatch::Invoke により返された SCODE (ステータスコード) が DISP_E_EXCEPTION の場合は、COleException オブジェクトをスローします。それ以外は、COleDispatchException をスローします。