ON_MESSAGE

[アーティクル]
09/17/2008

更新 : 2007 年 11 月

ユーザー定義メッセージをどの関数で処理するかを示します。

ON_MESSAGE(message, memberFxn )

パラメータ

message
メッセージ ID。
memberFxn
メッセージが割り当てられるメッセージ処理関数名。

関数の型は afx_msg LRESULT (CWnd::*)(WPARAM, LPARAM) にする必要があります。

解説

ユーザー定義メッセージは、通常、WM_USER から 0x7FFF までの範囲で定義します。ユーザー定義メッセージとは、Windows の標準の WM_MESSAGE メッセージ以外のメッセージです。メッセージハンドラ関数にマップされるすべてのユーザー定義メッセージに対して、メッセージマップに存在する ON_MESSAGE マクロステートメントは 1 つだけです。

メモ :
ON_MESSAGE では、ユーザー定義メッセージに加えて、通常使用されない Windows メッセージも処理されます。詳細については、サポート技術情報の「PRPFONT - How to Set CPropertySheet Fonts (Q99848)」を参照してください。

詳細と例については、「メッセージの処理とマップ」と「ユーザー定義のハンドラ」を参照してください。

使用例

#define WM_MYMESSAGE (WM_USER + 100)

BEGIN_MESSAGE_MAP(CMyWnd2, CWnd)
   ON_MESSAGE(WM_MYMESSAGE, OnMyMessage)
END_MESSAGE_MAP()

LRESULT CMyWnd2::OnMyMessage(WPARAM wParam, LPARAM lParam)
{
   UNREFERENCED_PARAMETER(wParam);
   UNREFERENCED_PARAMETER(lParam);

   // Handle message here.

   return 0;
}