GetSetting 関数
更新 : 2007 年 11 月
Windows レジストリのアプリケーションの初期設定ファイルから、キー設定値を返します。
My 機能では、GetAllSettings よりも、レジストリ操作の生産性とパフォーマンスが高くなっています。詳細については、「My.Computer.Registry オブジェクト」を参照してください。
Public Function GetSetting( _
ByVal AppName As String, _
ByVal Section As String, _
ByVal Key As String, _
Optional ByVal Default As String = "" _
) As String
パラメータ
AppName
必ず指定します。キー設定を取得するアプリケーション名またはプロジェクト名を含む文字列型 (String) の式を指定します。Section
必ず指定します。対象となるキー設定があるセクション名を含む文字列型 (String) の式を指定します。Key
必ず指定します。返すキー設定名を含む文字列型 (String) の式を指定します。Default
省略可能です。Key 設定に値が設定されていない場合に返す値を含む式。省略すると、Default は長さ 0 の文字列 ("") になります。
例外
例外の種類 |
エラー番号 |
条件 |
---|---|---|
文字列型 (String) の式でない引数が含まれるか、ユーザーがログインしていません。 |
非構造化エラー処理を使用する Visual Basic 6.0 アプリケーションをアップグレードする場合は、「エラー番号」列を参照してください(エラー番号を Number プロパティ (Err オブジェクト) と照らし合わせます)。しかし、可能な限り、このエラー処理は Visual Basic の構造化例外処理の概要 で置き換えてください。
解説
GetSetting 関数の引数のいずれかを指定していない場合、GetSetting 関数は、Default の値を返します。
GetSetting は、ユーザーが対話形式でログオンするまでアクティブにならない HKEY_LOCAL_USER レジストリ キーのもとで動作するため、ユーザーがログオンしていることが必要条件です。
双方向でないプロセス (Mtx.exe など) からアクセスするレジストリの設定は、HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\ または HKEY_USER\DEFAULT\Software レジストリ キーのいずれかに格納されます。
GetSetting には、Readレジストリ アクセス許可 が必要です。
使用例
次の例は、最初に SaveSetting 関数を使用して、AppName として指定したアプリケーションのエントリを Windows のレジストリに作成します。次に、GetSetting 関数を使用して、設定を表示します。引数 Default を指定すると、必ず値が返されます。Section 名は GetSetting では取得できないことに注意してください。最後に、DeleteSetting 関数でアプリケーションのすべてのエントリを削除します。
' Place some settings in the registry.
SaveSetting("MyApp", "Startup", "Top", "75")
SaveSetting("MyApp", "Startup", "Left", "50")
Console.WriteLine(GetSetting("MyApp", "Startup", "Left", "25"))
DeleteSetting("MyApp")
スマート デバイス開発者のためのメモ
この関数はサポートされていません。
必要条件
名前空間 : Microsoft.VisualBasic
モジュール : Interaction
**アセンブリ :**Visual Basic ランタイム ライブラリ (Microsoft.VisualBasic.dll)