次の方法で共有


グローバル リスト

更新 : 2007 年 11 月

リスト項目を 1 つまたは複数の GLOBALLIST 要素に指定することによって、これを複数の作業項目の種類間で共有できます。

作業項目の種類を定義する際に、いくつかのフィールドが同じ値セットを共有することに気付くことがあります。多くの場合、この共有は複数の作業項目の種類にわたっており、複数のチーム プロジェクトにわたることもあります。このリスト項目値の一部は、夜間ビルドのビルド番号など、頻繁に変化します。管理者に、多くの場所でこれらのリストを頻繁に更新することを求めるのは望ましくありません。グローバル リストは、この問題の解決を支援するものです。グローバル リストのスコープはプロジェクトではないため、グローバル リストにはプロジェクトをスコープとするグループは指定しないでください。

グローバル リストは、Team Foundation Server 実装内のすべての Team Foundation サーバーによってグローバルに格納および使用される LISTITEM 要素のセットです。グローバル リストは、Operating SystemFound in BuildFixed in Build などのグローバル フィールドで役立ちます。空のグローバル リストは使用できません。各 GLOBALLIST 要素には、少なくとも 1 つの LISTITEM 要素が定義されている必要があります。グローバル リストは、作業項目の種類の定義の一部として定義および管理されます。

各グローバル リストの名前は、Team Foundation Server 実装内のすべての Team Foundation サーバーにわたって一意であり、次の要件を満たしている必要があります。

  • 名前の長さは、最大 254 Unicode 文字です。

  • 名前を空にすることはできません。

  • 名前の先頭または末尾に空白は指定できません。

  • 連続する 2 つの空白は指定できません。

  • グローバル リスト名に円記号 (\) を含めることはできません。

以下の操作を実行できます。

  • グローバル リストの作成。

  • グローバル リストへのリスト値の追加。

  • グローバル リストからのリスト値の削除。

  • Team Foundation Server 上のグローバル リストのリストの取得。

  • リストの内容の取得。

グローバル リストを作成および使用する方法の詳細については、「方法 : グローバル リストを使用する」、およびこのトピックの「参照」に示されている他のトピックを参照してください。

外部データ ソースおよびグローバル リスト

リストがサードパーティ システムから派生する必要がある場合、グローバル リストは非常に便利です。たとえば、会社が個別の顧客データベースを保持しているものとします。顧客によって検出されたバグが入力される場合、顧客の名前は Found By Customer フィールドに入力されます。glimport および glexport というコマンド ライン ユーティリティを使用すると、Team Foundation Server のグローバル リストを最新のグローバル値で更新できます。

作業項目の種類内のフィールドがグローバル リストを参照する場合、グローバル リストは、エクスポートされた XML を構成します。

グローバル リストをインポートすると、リストが既に存在しない場合は、リストが作成されます。リストが既に存在する場合は、glimport コマンド ライン ユーティリティから、現在のリストが上書きされるという警告が出力されます。独自のプログラムを作成して既存のグローバル リストを更新したり、新しいデータに基づいてグローバル リストを自分で更新したりできます。

プロジェクト管理者および Team Foundation Server 管理者は、グローバル リストの内容を変更することが承認されています。

参照

処理手順

方法 : グローバル リストを使用する

概念

作業項目の種類の高レベルな構造

参照

GLOBALLISTS 要素 (グローバル リスト スキーマ)

GLOBALLIST 要素 (typelib スキーマ)

GLOBALLISTS 要素 (作業項目の種類の定義スキーマ)

GLOBALLIST 要素 (作業項目の種類の定義スキーマ)

glexport

glimport