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チュートリアル:IDataReader への接続

概要

大半の .NET プロジェクトでは、データの取得に DataSet ではなくDataReader を使用します。たとえば、コントロール(GridView コントロールなど)をデータにバインドする標準的な方法では、DataReader を使用してデータを取得するメソッドを作成し、IDataReader インターフェイスを使用してデータをこのメソッドから返します。

Crystal Reports for Visual Studio では、特定の条件が満たされる場合に、埋め込み Crystal Report Designer が IDataReader にアクセスすることができます。

  • データは、IDataReader インターフェイスを使用してメソッドから返す必要があります。
  • メソッド内で使用するデータ プロバイダは、OLEDB .NET データ プロバイダにする必要があります。
    Note

    このデータ プロバイダのクラスは、System.Data.OleDb 名前空間にあります。

  • メソッドは、Shared(Visual Basic の場合)または static(C# の場合)にする必要があります。
  • このメソッドを含むクラスは、クラス ライブラリ プロジェクトに含め、コンパイルしてアセンブリにする必要があります。

このチュートリアルでは、Crystal レポートを DLL アセンブリ ファイルに接続する方法、アセンブリ内で IDataReader を返すクラスおよび静的メソッドにアクセスする方法を学習します。

まず、クラス ライブラリを作成し、IDataReader を返すクラスおよび静的メソッドを追加して、このクラス ライブラリをコンパイルしてアセンブリにします。

サンプル コード

このチュートリアルは、プロジェクトの完全バージョンを示す Visual Basic および C# のサンプル コードと共に提供されます。このチュートリアルの手順に従って新しいプロジェクトを作成するか、またはサンプル コード プロジェクトを開いて完全バージョンを使用します。

サンプル コードは言語とプロジェクト タイプに分類され、フォルダに格納されています。各サンプル コード バージョンのフォルダ名は次のとおりです。

  • C# Web サイト:CS_Web_Data_IDataReader
  • C# Windows プロジェクト:CS_Win_Data_IDataReader
  • Visual Basic Web サイト:VB_Web_Data_IDataReader
  • Visual Basic Windows プロジェクト:VB_Win_Data_IDataReader

これらのサンプルが格納されたフォルダを探すには、「チュートリアルのサンプル コード」を参照してください。

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