チュートリアル：サブレポートでのセキュリティ保護された SQL Server データベースへのログオン
概要
前のチュートリアル「チュートリアル：統合セキュリティの使用によるセキュリティで保護された SQL Server データベースへのログオン」では、実行時にレポートにログオン情報を渡すコードを記述することによって、セキュリティで保護された SQL Server データベースへのログオンを必要とするレポートを表示する方法を学習しました。
このチュートリアルでは、サブレポートのログオン条件を満たす方法を学習します。
以前作成したプロジェクトに次の 2 つの変更を行う必要があります。
サブレポートを元のレポートに追加します。
このサブレポートでは、Northwind データベースの Orders テーブルを処理します。Orders テーブルは、前のチュートリアルで Customer ID 外部キーを介して使用した Customers テーブルに関連付けられています。
新しいメソッドを追加します。
このメソッドは、メイン レポートからサブレポートを取得し、各サブレポートを SetDBLogonForReport() ヘルパー メソッドに渡します。
このチュートリアルでは CrystalReportViewer オブジェクト モデルのクラスを使用して実行することもできますが、ReportDocument オブジェクト モデルのほうが適しています。使用するオブジェクト モデルの選択に関しては、「適切なオブジェクト モデルの選択」を参照してください。
このチュートリアルを CrystalReportViewer オブジェクト モデルでビルドする場合は、「チュートリアル：セキュリティで保護された SQL Server データベースへのログオン」を参照してください。
サンプル コード
このチュートリアルは、プロジェクトの完全バージョンを示す Visual Basic および C# のサンプル コードと共に提供されます。このチュートリアルの手順に従って新しいプロジェクトを作成するか、またはサンプル コード プロジェクトを開いて完全バージョンを使用します。
サンプル コードは言語とプロジェクト タイプに分類され、フォルダに格納されています。各サンプル コード バージョンのフォルダ名は次のとおりです。
- C# Web サイト：CS_Web_RDObjMod_DBLogonSubrpt
- C# Windows プロジェクト：CS_Win_RDObjMod_DBLogonSubrpt
- Visual Basic Web サイト：VB_Web_RDObjMod_DBLogonSubrpt
- Visual Basic Windows プロジェクト：VB_Win_RDObjMod_DBLogonSubrpt
これらのサンプルが格納されたフォルダを探すには、「チュートリアルのサンプル コード」を参照してください。