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"コード カバレッジ" パースペクティブ

更新 : 2007 年 11 月

"コード カバレッジ" パースペクティブを使用すると、ビルドおよびテスト実行によるコード カバレッジ結果を分析できます。

ms244661.alert_note(ja-jp,VS.90).gifメモ :

Team Foundation キューブでパースペクティブを使用するには、データ層で Microsoft SQL Server 2005 Enterprise Edition または SQL Server 2005 Enterprise (64) Edition を使用する必要があります。Team Foundation Server に含まれる SQL Server 2005 Standard Edition は、パースペクティブの使用をサポートしていません。SQL Server 2005 Standard Edition の使用時には、すべてのパースペクティブのキューブ要素は Team System のデータ キューブに存在します。

"コード カバレッジ" パースペクティブを使用すると、以下の質問の回答を得ることができます。

  • どのアセンブリおよびプロジェクトのコード カバレッジが最も低いか。

  • どのテスト実行によるコード カバレッジが最も高いか。

  • どのビルドのコード カバレッジが最も高いか。

  • どのアーキテクチャまたはどの種類のビルドのコード カバレッジが最も高いか。

メジャー

次の表では、"コード カバレッジ" パースペクティブに含まれる各メジャーについて説明します。このパースペクティブには、Build Coverage と Run Coverage の 2 つのメジャー グループが含まれています。Build Coverage メジャー グループのメジャーは、常にビルドごとに集計された数値の分析に使用します。複数のビルドについて Build Coverage メジャー グループのメジャーを合計しても、有効な数値にはなりません。たとえば、ビルド 1 のカバレッジが 100 行でビルド 2 のカバレッジが 100 行としても、全体のカバレッジは 200 行よりずっと少ない場合があります。Run Coverage メジャー グループのメジャーも同様であり、単一のテスト実行についてフィルタまたは合計した数値のみが有効な数値となります。

メジャー

メジャー グループ

説明

カウント

ビルドからのコード カバレッジ

コード カバレッジの統計情報の対象となるビルドの数。

カバーされた行数

ビルドからのコード カバレッジ

選択したビルドでカバーされた行の数。1 つのビルドに複数のテストが実行された場合は、重複する行がカバーされている点も考慮して複数のテスト実行のコード カバレッジを合わせた数値が反映されます。

未カバーの行数

ビルドからのコード カバレッジ

選択したビルドでカバーされなかった行の数。1 つのビルドに複数のテストが実行された場合は、重複する行がカバーされている点も考慮して複数のテスト実行のコード カバレッジを合わせた数値が反映されます。

部分的にカバーされた行数

ビルドからのコード カバレッジ

選択したビルドで部分的にカバーされた行の数。1 つのビルドに複数のテストが実行された場合は、重複する行がカバーされている点も考慮して複数のテスト実行のコード カバレッジを合わせた数値が反映されます。

カバー済みブロック

ビルドからのコード カバレッジ

選択したビルドでカバーされたブロックの数。1 つのビルドに複数のテストが実行された場合は、重複するブロックがカバーされている点も考慮して複数のテスト実行のコード カバレッジを合わせた数値が反映されます。

未カバー ブロック

ビルドからのコード カバレッジ

選択したビルドでカバーされなかったブロックの数。1 つのビルドに複数のテストが実行された場合は、重複するブロックがカバーされている点も考慮して複数のテスト実行のコード カバレッジを合わせた数値が反映されます。

カウント

ビルドからのコード カバレッジ

コード カバレッジの統計情報の対象となるテスト実行の数。

カバーされた行数

ビルドからのコード カバレッジ

1 回のテスト実行におけるすべてのテストでカバーされた行の数。重複する行がカバーされている点も考慮した数値が反映されます。

未カバーの行数

ビルドからのコード カバレッジ

1 回のテスト実行におけるすべてのテストでカバーされなかった行の数。重複する行がカバーされている点も考慮した数値が反映されます。

部分的にカバーされた行数

ビルドからのコード カバレッジ

1 回のテスト実行におけるすべてのテストで部分的にカバーされた行の数。重複する行がカバーされている点も考慮した数値が反映されます。

カバー済みブロック

ビルドからのコード カバレッジ

1 回のテスト実行におけるすべてのテストでカバーされたブロックの数。重複するブロックがカバーされている点も考慮した数値が反映されます。

未カバー ブロック

ビルドからのコード カバレッジ

1 回のテスト実行におけるすべてのテストでカバーされなかったブロックの数。重複するブロックがカバーされている点も考慮した数値が反映されます。

ディメンション

次の表では、"ビルドからのコード カバレッジ" パースペクティブに含まれる各属性について説明します。これらの属性それぞれに基づいてメジャーを集計できます。

属性

ディメンション

説明

日付

日付

Run Coverage または Build Coverage の統計情報が収集された日付。このディメンションはビルドやテスト実行と一緒に使用し、特定のビルドまたはテスト実行の日付を示すために使用します。ビルドまたはテスト実行がない場合、カバレッジ メジャーを集計しても重複するコード カバレッジは考慮されません。

ビルド

ビルド

ビルドを識別するために使用される固有の番号または名前。

ビルドの種類

ビルド

ビルド定義の名前。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。

ビルド開始時間

ビルド

ビルドが開始された日時。

チーム プロジェクト

チーム プロジェクト

コード カバレッジ統計情報の発行対象となったプロジェクト。

プラットフォーム

プラットフォーム

  • ビルドの作成対象となったプラットフォーム。

ビルド フレーバー

フレーバー

ビルドの構成。詳細については、「方法 : ビルド定義を作成する」を参照してください。

実行

実行

"Run Coverage" 統計情報の生成に使用されたテスト実行の ID。

リモート実行

実行

カバレッジ統計情報を生成したテスト実行がリモート テスト実行かどうかを示す True/False フラグ。

アセンブリ

アセンブリ

カバレッジ統計情報の生成対象となったアセンブリの名前。

参照

概念

コード カバレッジ スキーマ

その他の技術情報

データ ウェアハウス キューブの構造について

パースペクティブ