Visual Basic での例外およびエラー処理
更新 : 2007 年 11 月
Visual Basic は構造化例外 (エラー) 処理をサポートしています。これを使用すると、実行中のエラーをプログラムで検出でき、場合によってはその回復も可能です。Visual Basic では、他の言語 (C++ など) で既にサポートされている Try...Catch...Finally 構文の拡張バージョンを使用します。構造化例外処理では、最新の制御構造 (Select Case や While に似た制御構造) と、例外、コードの保護ブロック、およびフィルタが組み合わされています。
構造化例外処理を使うと、信頼性が高く包括的なエラー ハンドラを備えたプログラムの作成および管理を簡単に行うことができます。Visual Basic のエラー処理には、構造化例外処理を使用することをお勧めします。On Error を使った非構造化例外処理では、アプリケーションのパフォーマンスの低下を招いたり、コードのデバッグや管理が難しくなったりする可能性があります。
このセクションの内容
例外処理の概要
プログラムで例外を処理する方法についてまとめています。構造化例外処理と非構造化例外処理に適した状況
両方の種類の例外処理を説明し、それぞれの使用が適切な状況について示します。エラーの種類
構文エラー、ランタイム エラー、および論理エラーの概要を説明します。スマート コンパイル自動修正
スマート コンパイル自動修正機能とその使用方法について説明します。方法 : 自動修正でコンパイラ エラーを修正する
スマート コンパイル自動修正機能を使用して、コード エディタでコンパイラ エラーを修正する方法を示します。Visual Basic での警告の構成
Visual Basic でコンパイラの警告をオンおよびオフにする方法の詳細を説明します。Visual Basic の構造化例外処理の概要
Visual Basic の構造化例外処理の説明と例を示します。非構造化例外処理の概要
Visual Basic の非構造化例外処理の説明と例を示します。
関連するセクション
言語の変更点 (Visual Basic 6.0 ユーザー向け)
Visual Basic の言語要素の変更点の概要を示します。デバッガのロードマップ
Visual Studio デバッガの使用方法の基本について説明します。デバッグの基本知識、実行の制御、実行中のプログラムへのアタッチ、Just-In-Time デバッグ、デバッガの自動起動、ダンプ、ブレークポイント、プログラムの検査、例外処理、エディット コンティニュ、およびデバッガにおける式の使用についての説明が含まれます。Just-In-Time デバッグ
Just-In-Time デバッグについて説明します。Visual Studio の外部で実行中のプログラムで致命的なエラーが発生したときに、Visual Studio デバッガを自動的に起動する機能です。マネージ コードのデバッグ
マネージ アプリケーションにおけるデバッグの一般的な問題と手法について説明します。例外処理アシスタント
ランタイム エラーのトラブルシューティングを手助けする [例外処理アシスタント] 機能について説明します。エディット コンティニュ
[エディット コンティニュ] について説明します。プログラムが中断モードのときにソース コードに変更を加えることができ、時間を節約できる機能です。COM および ActiveX のデバッグ
COM アプリケーションと ActiveX コントロールのデバッグに関するヒントを紹介します。