CStringT::Left
更新 : 2007 年 11 月
CStringT オブジェクトから左端の nCount 文字を抽出し、抽出した部分文字列のコピーを返します。
CStringT Left(
int nCount
) const;
パラメータ
- nCount
CStringT オブジェクトから抽出する文字数。
戻り値
指定された範囲の文字のコピーを保持している CStringT オブジェクトを返します。返される CStringT オブジェクトは空の可能性もあります。
解説
nCount が文字列の長さを超える場合は文字列全体が抽出されます。Left は、Basic の Left 関数に似ています。
マルチバイト文字セット (MBCS) の場合は、nCount は 8 ビット文字を数えます。つまり、1 つのマルチバイト文字を先行バイトと後続バイトの 2 文字として数えます。
使用例
// typedef CStringT<TCHAR, StrTraitATL<TCHAR, ChTraitsCRT<TCHAR>>> CAtlString;
CAtlString s(_T("abcdef"));
ASSERT(s.Left(2) == _T("ab"));
必要条件
ヘッダー : cstringt.h