AfxInitRichEdit
更新 : 2007 年 11 月
アプリケーションのリッチ エディット コントロール (Version 1.0) を初期化します。
BOOL AFXAPI AfxInitRichEdit( );
解説
この関数は下位互換性のために用意されています。Visual C++ .NET 以降で作成されたアプリケーションでは、AfxInitRichEdit2 を使用します。
AfxInitRichEdit は RICHED32.DLL を読み込んでリッチ エディット コントロール Version 1.0 を初期化します。リッチ エディット コントロール Version 2.0 および 3.0 を使用するには、RICHED20.DLL を読み込む必要があります。RICHED20.DLL を読み込むには、AfxInitRichEdit2 を呼び出します。Visual C++ .NET 以前に作成されたリッチ エディット コントロールを含むダイアログ リソースでは、そのリッチ エディット コントロールが自動的に Version 1.0 に設定されています。Visual C++ .NET リソース エディタで挿入されるリッチ エディット コントロールは Version 2.0 です。
既存の Visual C++ アプリケーションのリッチ エディット コントロールを Version 2.0 に更新するには、.RC ファイルをテキストとして開き、各リッチ エディット コントロールのクラス名を "RICHEDIT" から "RichEdit20a" に変更します。次に、AfxInitRichEdit の呼び出しを AfxInitRichEdit2 に置き換えます。
コモン コントロール ライブラリがプロセス用に初期化されていないと、このライブラリも初期化されます。MFC アプリケーションからリッチ エディット コントロールを直接使用する場合は、この関数を呼び出して、リッチ エディット コントロール ランタイムを正しく初期化してください。CRichEditCtrl、CRichEditView、または CRichEditDoc の Create メソッドを呼び出す場合には、通常、この関数を呼び出す必要はありませんが、場合によっては必要になります。
必要条件
ヘッダー : afxwin.h