ブール型 (Boolean) (Visual Basic)

更新 : 2007 年 11 月

True または False の値だけを格納します。キーワード True および False は、Boolean 変数の 2 つの状態に相当します。

解説

ブール型 (Boolean) は、true/false、yes/no、または on/off など、2 つの状態を表す値を格納するために使用します。

ブール型 (Boolean) の既定値は False です。

型変換

Visual Basic で数値型の値をブール型 (Boolean) に変換すると、0 は False になり、その他の値はすべて True になります。Visual Basic でブール型 (Boolean) の値を数値型に変換すると、False は 0 になり、True は -1 になります。

Boolean 値と数値型との間で変換を行う場合は、.NET フレームワークの変換メソッドが必ずしも Visual Basic の変換キーワードと同じ結果を出力するとは限らないことに注意してください。これは、Visual Basic の変換処理が、前バージョンと互換性のある動作を保持しているからです。詳細については、「データ型のトラブルシューティング」を参照してください。

プログラミングのヒント

  • 負の数。 ブール型 (Boolean) は数値型ではないので、負の値を表現できません。どのような場合でも、Boolean を使って数値を格納しないでください。

  • 型文字。 ブール型 (Boolean) にはリテラルの型文字も、識別子の型文字もありません。

  • Framework の型。 .NET Framework において対応する型は、System.Boolean 構造体です。

使用例

次の例では、runningVB はブール型 (Boolean) の変数であり、単純な Yes/No の設定が格納されます。

Dim runningVB As Boolean
' Check to see if program is running on Visual Basic engine.
If scriptEngine = "VB" Then
    runningVB = True
End If

参照

処理手順

データ型のトラブルシューティング

概念

データ型の有効な使用方法

参照

データ型の概要 (Visual Basic)

System.Boolean

データ型変換関数

変換の概要

CType 関数