Windows フォームの Timer コンポーネントの Interval プロパティの制限
更新 : 2007 年 11 月
Windows フォームの Timer コンポーネントの Interval プロパティは、1 つのタイマ イベントから次のタイマ イベントまでの時間間隔をミリ秒単位で指定します。コンポーネントが無効にされない限り、タイマはほぼ一定の間隔で Tick イベントを受信し続けます。
このコンポーネントは、Windows フォーム環境で使用します。サーバー環境に適したタイマが必要な場合は、「サーバー ベースのタイマの概説」を参照してください。
Interval プロパティ
Interval プロパティには、Timer コンポーネントのプログラミング時に考慮する必要のあるいくつかの制限があります。
実行しているアプリケーションまたは他のアプリケーションがシステムに対して重い負荷をかけている場合 (長いループ、複雑な計算、ドライブ、ネットワーク、ポートへのアクセスなど) は、アプリケーションがタイマ イベントを受け取る間隔が Interval プロパティで指定されたよりも長くなることがあります。
間隔が厳密に時間どおりに経過することは保証されていません。正確さを保つには、内部で蓄積された時間を追跡する代わりに、必要に応じてシステム時計をチェックします。
Interval プロパティの精度はミリ秒単位です。コンピュータによっては、ミリ秒以上の高分解能カウンタが用意されているものがあります。このようなカウンタが使用可能かどうかは、コンピュータのプロセッサ ハードウェアによります。詳細については、マイクロソフト サポート技術情報 (https://support.microsoft.com) の文書 172338「QueryPerformanceCounter を使用してコードの時間を計測する方法」を参照してください。
参照
参照
Timer コンポーネントの概要 (Windows フォーム)