CDaoRelationFieldInfo 構造体
CDaoRelationFieldInfo 構造体は、データ アクセス オブジェクト (DAO: Data Access Objects) 用に定義されたリレーションシップのフィールドについての情報を保持します。
struct CDaoRelationFieldInfo
{
CString m_strName; // Primary
CString m_strForeignName; // Primary
};
パラメーター
m_strName
リレーションシップの主テーブルのフィールド名。m_strForeignName
リレーションシップの外部キー テーブルのフィールド名。
解説
DAO リレーションシップ オブジェクトは、主テーブルのフィールドと、リレーションシップを定義した外部キー テーブルのフィールドを示します。 上の構造体定義の "プライマリ" は、CDaoDatabase クラスの GetRelationInfo メンバー関数を呼び出して取得した CDaoRelationInfo オブジェクトの m_pFieldInfos メンバーにどの情報が返されるかを示しています。
リレーションシップ オブジェクトとリレーションシップ フィールド オブジェクトは MFC クラスでは表されません。 代わりに、CDaoDatabase クラスの MFC オブジェクトを基にした DAO オブジェクトは Relation コレクションと呼ばれる、リレーションシップ オブジェクトのコレクションを持ちます。 各リレーションシップ オブジェクトがリレーションシップ フィールド オブジェクトのコレクションを持ちます。 各リレーションシップ フィールド オブジェクトは、主テーブルのフィールドと外部キー テーブルのフィールドとの相関関係を示します。 つまり、複数のリレーションシップ フィールド オブジェクトがまとまって、各テーブル内のフィールドのグループを定義し、このグループがリレーションシップを定義しています。 CDaoDatabase では、GetRelationInfo メンバー関数を呼び出して、CDaoRelationInfo オブジェクトを持つリレーションシップ オブジェクトにアクセスできます。 さらに、CDaoRelationInfo オブジェクトは CDaoRelationFieldInfo オブジェクトの配列を指す m_pFieldInfos データ メンバーを持ちます。
目的のリレーションシップ オブジェクトが格納されている Relations コレクションを所有する CDaoDatabase オブジェクトに含まれる GetRelationInfo メンバー関数を呼び出してください。 その後、CDaoRelationInfo オブジェクトの m_pFieldInfos メンバーにアクセスします。 デバッグ用のビルドでは、CDaoRelationFieldInfo は Dump メンバー関数を定義しています。 Dump 関数を使って CDaoRelationFieldInfo オブジェクトの内容をダンプできます。
必要条件
**ヘッダー:**afxdao.h