データ変換

データ変換ルーチンは、データ形式の変換に使用します。 通常、データ変換ルーチンは、自作の変換ルーチンより高速です。 to プレフィックスで始まる各ルーチンは、関数およびマクロとして実装されています。 実装を選択する方法については、「関数またはマクロの選択に関する推奨事項」を参照してください。

データ変換ルーチン

ルーチン	使用方法	同等の .NET Framework 関数
abs	整数の絶対値を求めます。	System::Math::Abs
atof、_atof_l、_wtof、_wtof_l	文字列を float 型に変換します。	System::Convert::ToDouble
atoi、_atoi_l、_wtoi、_wtoi_l	文字列を int 型に変換します。	System::Convert::ToInt32、System::Convert::ToUInt32
_atoi64、_atoi64_l、_wtoi64、_wtoi64_l	文字列を __int64 型に変換します。	System::Convert::ToInt64、System::Convert::ToUInt64
atol、_atol_l、_wtol、_wtol_l	文字列を long 型に変換します。	System::Convert::ToInt64、System::Convert::ToUInt64
_ecvt, _ecvt_s	double 型を指定された長さの文字列に変換します。	System::Convert::ToString
_fcvt、_fcvt_s	double 型を小数点以下に指定された桁数を持つ文字列に変換します。	System::Convert::ToString
_gcvt、_gcvt_s	double 型の数値を文字列に変換し、文字列をバッファーに格納します。	System::Convert::ToString
_itoa、_i64toa、_ui64toa、_itow、_i64tow、_ui64tow, _itoa_s、_i64toa_s、_ui64toa_s、_itow_s、_i64tow_s、_ui64tow_s	int 型または __int64 型を文字列に変換します。	System::Convert::ToString
labs	long 型の整数の絶対値を求めます。	System::Math::Abs
_ltoa、_ltow, _ltoa_s、_ltow_s	long 型を文字列に変換します。	System::Convert::ToString
_mbbtombc、_mbbtombc_l	1 バイトのマルチバイト文字を、対応する 2 バイトのマルチバイト文字に変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
_mbcjistojms、_mbcjistojms_l、_mbcjmstojis、_mbcjmstojis_l	JIS 文字を JMS (Japan Microsoft) 文字に変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
_mbcjistojms、_mbcjistojms_l、_mbcjmstojis、_mbcjmstojis_l	JMS 文字を JIS 文字に変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
_mbctohira、_mbctohira_l、_mbctokata、_mbctokata_l	マルチバイト文字を 1 バイトのひらがな文字コードに変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
_mbctohira、_mbctohira_l、_mbctokata、_mbctokata_l	マルチバイト文字を 1 バイトのカタカナ文字コードに変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
_mbctombb、_mbctombb_l	2 バイトのマルチバイト文字を、対応する 1 バイトのマルチバイト文字に変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
mbstowcs、_mbstowcs_l, mbstowcs_s、_mbstowcs_s_l	マルチバイト文字の並びを対応するワイド文字の並びに変換する。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
mbtowc、_mbtowc_l	マルチバイト文字を対応するワイド文字に変換する。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
strtod、_strtod_l、wcstod、_wcstod_l	文字列を double 型に変換します。	System::Convert::ToDouble
strtol、wcstol、_strtol_l、_wcstol_l	文字列を long 型の整数に変換します。	System::Convert::ToInt64
strtoul、_strtoul_l、wcstoul、_wcstoul_l	文字列を unsignedlong 型の整数に変換します。	System::Convert::ToUInt64
strxfrm、wcsxfrm、_strxfrm_l、_wcsxfrm_l	ロケール固有の情報に基づいて、文字列を照合形式に変換します。	System::IFormattable::ToString
__toascii	文字を ASCII コードに変換します。
tolower、_tolower、towlower、_tolower_l、_towlower_l, _mbctolower、_mbctolower_l、_mbctoupper、_mbctoupper_l	現在の文字が大文字の場合は、小文字に変換します。	System::Char::ToLower
tolower、_tolower、towlower、_tolower_l、_towlower_l	文字を無条件に小文字に変換します。	System::String::ToLower
toupper、_toupper、towupper、_toupper_l、_towupper_l, _mbctolower、_mbctolower_l、_mbctoupper、_mbctoupper_l	現在の文字が小文字の場合は、大文字に変換します。	System::Char::ToUpper
toupper、_toupper、towupper、_toupper_l、_towupper_l	文字を無条件に大文字に変換します。	System::String::ToUpper
_ultoa、_ultow, _ultoa_s、_ultow_s	unsigned long 型を文字列に変換します。	System::Convert::ToString
wcstombs、_wcstombs_l, wcstombs_s、_wcstombs_s_l	ワイド文字の並びを対応するマルチバイト文字の並びに変換する。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
wctomb、_wctomb_l, wctomb_s、_wctomb_s_l	ワイド文字を対応するマルチバイト文字に変換する。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
atof、_atof_l、_wtof、_wtof_l	ワイド文字列を double 型に変換します。	System::Convert::ToInt64、System::Convert::ToUInt64、System::Convert::ToSingle、System::Convert::ToDouble
atoi、_atoi_l、_wtoi、_wtoi_l	ワイド文字列を int 型に変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
_atoi64、_atoi64_l、_wtoi64、_wtoi64_l	ワイド文字列を __int64 型に変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。
atol、_atol_l、_wtol、_wtol_l	ワイド文字列を long 型に変換します。	該当なし 標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。 詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

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