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_mbcjistojms、_mbcjistojms_l、_mbcjmstojis、_mbcjmstojis_l

日本工業規格 (JIS: Japan Industry Standard) コードの文字と JMS (Japan Microsoft) コードの文字を相互に変換します。

unsigned int _mbcjistojms(
   unsigned int c 
);
unsigned int _mbcjistojms_l(
   unsigned int c,
   _locale_t locale
);
unsigned int _mbcjmstojis(
   unsigned int c 
);
unsigned int _mbcjmstojis_l(
   unsigned int c,
   _locale_t locale
);

パラメーター

  • c
    変換する文字。

  • local
    使用するロケール。

戻り値

日本のロケールでは、これらの関数は変換された文字を返し、変換できない場合は 0 を返します。 日本以外のロケールでは、渡された文字を返します。

解説

_mbcjistojms 関数は、JIS コードの文字を MS 漢字 (シフト JIS) コードの文字に変換します。 変換の対象は、先行バイトと後続バイトが 0x21 ~ 0x7E の範囲内にある文字です。 先行バイトと後続バイトがこの範囲にない場合、errno が EILSEQ に設定されます。 このエラー コードおよびその他のエラー コードの詳細については、「errno、_doserrno、_sys_errlist、および _sys_nerr」を参照してください。

_mbcjmstojis 関数は、シフト JIS コードの文字を JIS コードの文字に変換します。 変換の対象は、先行バイトが 0x81 ~ 0x9F または 0xE0 ~ 0xFC、後続バイトが 0x40 ~ 0x7E または 0x80 ~ 0xFC の範囲内にある文字です。 この範囲の一部のコードには文字が割り当てられていないため変換できません。

c には 16 ビットの値を指定する必要があり、変換する文字の上位 8 ビットは先行バイトを表し、下位 8 ビットは後続バイトを表します。

出力値は、ロケールの LC_CTYPE カテゴリの設定で決まります。詳細については、「setlocale」を参照してください。 _l サフィックスが付いていないこの関数のバージョンでは、現在のロケールを使用してロケールに依存する動作を行います。_l サフィックスが付いているバージョンは、渡されたロケール パラメーターを代わりに使用する点を除いて同じです。 詳細については、「ロケール」を参照してください。

以前のバージョンでは、_mbcjistojms と _mbcjmstojis は、それぞれ jistojms と jmstojis と呼ばれていました。 代わりに _mbcjistojms、_mbcjistojms_l、_mbcjmstojis、および _mbcjmstojis_l を使用する必要があります。

必要条件

ルーチン

必須ヘッダー

_mbcjistojms

<mbstring.h>

_mbcjistojms_l

<mbstring.h>

_mbcjmstojis

<mbstring.h>

_mbcjmstojis_l

<mbstring.h>

互換性の詳細については、「C ランタイム ライブラリ」の「互換性」を参照してください。

同等の .NET Framework 関数

該当なし標準 C 関数を呼び出すには、PInvoke を使用します。詳細については、「プラットフォーム呼び出しの例」を参照してください。

参照

参照

データ変換

_ismbb 系ルーチン