アプリケーションのグローバライズとローカライズ

アプリケーションを各国のユーザー向けに配布する場合は、デザイン段階や開発段階で留意する必要のある事項が多数あります。 アプリケーションを国際対応にする計画がない場合でも、事前に多少の配慮をしておくと、アプリケーションの将来のバージョンで計画が変更になったときに役立ちます。 .NET Framework に組み込まれたサービスを利用すると、Visual Studio でマネージ開発を使用して、異なるロケールに適応できる単一のアプリケーションを簡単に開発できます。

Visual Studio は、設計の初期段階から、.NET Framework に組み込まれたサービスを活用して各国用アプリケーションを簡単に開発できるようにすることを目指してきました。 次に示す各ページでは、Visual Studio に組み込まれた国際化機能について紹介します。

このセクションの内容

関連項目

  • Windows インストーラー パッケージのローカライズ
    異なるロケールに対応する複数バージョンのアプリケーションを配布するための、Visual Studio の配置ツールについて説明します。

  • 推奨される国際対応アプリケーション開発手順
    国際対応アプリケーションのプログラミングについての背景情報を提供します。

  • .NET Framework クラス ライブラリの概要
    開発プロセスを高速化および最適化し、システム機能へのアクセスを提供する、クラス、インターフェイス、および値型について説明します。

  • System.Globalization
    System.Globalization 名前空間内のクラスを示します。これらのクラスは、言語、国/地域、使用するカレンダー、日付形式、通貨と数値、文字列の並べ替え順などのカルチャ情報を定義します。

  • System.Resources
    System.Resources 名前空間内のクラスとインターフェイスを示します。開発者は、これらのクラスやインターフェイスを使用して、アプリケーションで使用されるカルチャ固有の各種リソースを作成、保管、および管理できます。