方法 : 複合コントロールを作成する

[アーティクル]
08/09/2011

複合コントロールはさまざまな方法で使用できます。 Windows デスクトップアプリケーションプロジェクトの一部として作成し、そのプロジェクトのフォームでだけ使用することもできます。また、Windows コントロールライブラリプロジェクトで作成し、プロジェクトをアセンブリにコンパイルして、コントロールを他のプロジェクトで使用することもできます。さらに、そのコントロールから継承し、ビジュアル継承を使用して、特定の用途に合わせて簡単にカスタマイズすることもできます。

注意

Web フォームで使用する複合コントロールを作成する場合は、「ASP.NET カスタムサーバーコントロールの開発」を参照してください。

実際に画面に表示されるダイアログボックスとメニューコマンドは、アクティブな設定またはエディションによっては、ヘルプの説明と異なる場合があります。設定を変更するには、[ツール] メニューの [設定のインポートとエクスポート] をクリックします。詳細については、「設定の操作」を参照してください。

複合コントロールを作成するには

DemoControlHost という新しい Windows アプリケーション プロジェクトを開きます。
[プロジェクト] メニューの [ユーザーコントロールの追加] をクリックします。
[新しい項目の追加] ダイアログボックスで、クラスファイル (.vb ファイルまたは .cs ファイル) に複合コントロールの名前を付けます。
[追加] をクリックして複合コントロールのクラスファイルを作成します。
コントロールをツールボックスから複合コントロール領域に追加します。
複合コントロールまたはその内在コントロールから発生したイベントを処理するために、イベントプロシージャにコードを記述します。
プロンプトが表示されたら、複合コントロールのデザイナーを閉じ、ファイルを保存します。
[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。

カスタムコントロールをツールボックスに表示するには、プロジェクトをビルドする必要があります。
ツールボックスの [DemoControlHost] タブを使用して、コントロールのインスタンスを Form1 に追加します。

コントロールクラスライブラリを作成するには

新しい Windows コントロールライブラリ プロジェクトを開きます。

既定では、プロジェクトに複合コントロールが含まれています。
上記の手順に従って、コントロールおよびコードを追加します。
継承したクラスを変更しないコントロールを選択し、このコントロールの Modifiers プロパティを Private に設定します。
DLL をビルドします。

コントロールクラスライブラリの複合コントロールから継承するには

[ファイル] メニューの [追加] をポイントし、[新しいプロジェクト] をクリックして新しい Windows アプリケーション プロジェクトをソリューションに追加します。
ソリューションエクスプローラーにある新しいプロジェクトの [参照設定] フォルダーを右クリックし、[参照の追加] をクリックして [参照の追加] ダイアログボックスを開きます。
[プロジェクト] タブをクリックし、コントロールライブラリプロジェクトをダブルクリックします。
[ビルド] メニューの [ソリューションのビルド] をクリックします。
ソリューションエクスプローラーでコントロールライブラリプロジェクトを右クリックし、ショートカットメニューの [新しい項目の追加] をクリックします。
[新しい項目の追加] ダイアログボックスの [継承されたユーザーコントロール] テンプレートをクリックします。
[新しい項目の追加] ダイアログボックスで、継承するコントロールをダブルクリックします。

新しいコントロールがプロジェクトに追加されます。
新しいコントロールのビジュアルデザイナーを開き、必要な内在コントロールを追加します。

DLL の複合コントロールから継承された内在コントロールが表示され、Modifiers プロパティが Public であるコントロールのプロパティを変更できます。 Modifiers プロパティが Private であるコントロールについては、プロパティを変更できません。