次の方法で共有


CFrameWnd::Create

CFrameWnd オブジェクトに関連付けられた Windows のフレーム ウィンドウを作成し、初期化します。

virtual BOOL Create(
   LPCTSTR lpszClassName,
   LPCTSTR lpszWindowName,
   DWORD dwStyle = WS_OVERLAPPEDWINDOW,
   const RECT& rect = rectDefault,
   CWnd* pParentWnd = NULL,
   LPCTSTR lpszMenuName = NULL,
   DWORD dwExStyle = 0,
   CCreateContext* pContext = NULL 
);

パラメーター

  • lpszClassName
    Windows のクラス名を示す NULL で終わる文字列へのポインター。 クラス名には、AfxRegisterWndClass グローバル関数または Windows 関数の RegisterClass で登録された任意の名称を指定できます。 NULL のときは、既定の組み込み CFrameWnd 属性が使われます。

  • lpszWindowName
    ウィンドウ名を示す NULL で終わる文字列へのポインター。 タイトル バーのテキストとして使用します。

  • dwStyle
    ウィンドウのスタイル属性を指定します。 ウィンドウに表示されているドキュメントの名前を自動的にタイトル バーに表示するには、FWS_ADDTOTITLE スタイルを含めます。

  • rect
    ウィンドウのサイズと位置を指定します。 rectDefault 値を指定すると、Windows によって新しいウィンドウのサイズと位置が指定されます。

  • pParentWnd
    このフレーム ウィンドウの親ウィンドウを指定します。 トップレベルのフレーム ウィンドウの場合は、このパラメーターに NULL を指定します。

  • lpszMenuName
    ウィンドウに使われるメニュー リソースの名前を識別します。 メニューが文字列の代わりに整数の ID を持つときは、MAKEINTRESOURCE を使います。 このパラメーターには、NULL を指定できます。

  • dwExStyle
    ウィンドウの拡張拡張ウィンドウ スタイル 属性を指定します。

  • pContext
    CCreateContext 構造体のポインターを指定します。 このパラメーターには、NULL を指定できます。

戻り値

初期化が正常終了した場合は 0 以外の値を返します。それ以外の場合は 0 を返します。

解説

CFrameWnd オブジェクトは 2 ステップで構築します。 まず CFrameWnd オブジェクトを構築するためにコンストラクターを起動します。その後、Windows のフレーム ウィンドウを作成して CFrameWnd オブジェクトをウィンドウに結び付けるために、Create 関数を呼び出します。 Create 関数は、ウィンドウのクラス名やウィンドウ名を初期化し、スタイル、親ウィンドウ、関連するメニューの既定値を登録します。

引数を指定する代わりに、リソースからフレーム ウィンドウを読み込むには、Create ではなく、LoadFrame を使います。

必要条件

**ヘッダー:**afxwin.h

参照

参照

CFrameWnd クラス

階層図

CFrameWnd::CFrameWnd

CFrameWnd::LoadFrame

CCreateContext 構造体

CWnd::Create

CWnd::PreCreateWindow

その他の技術情報

CFrameWnd のメンバー