XmlMappedRange コントロール
XmlMappedRange コントロールは、非繰り返しスキーマ要素が Microsoft Office Excel のセルに割り当てられる場合にのみ作成される範囲です。 たとえば、スキーマ要素の maxOccurs 属性が 1 になる場合があります。 Visual Studio で XML が割り当てられた範囲が作成された後、この範囲は、Excel オブジェクト モデルを走査しなくても、コードで直接使用できます。 Excel 内で XmlMappedRange コントロールを削除できるのは、要素の割り当てが解除されたときのみです。
対象: このトピックの情報は、Excel 2007 と Excel 2010 のドキュメント レベルのプロジェクトに適用されます。詳細については、「Office アプリケーションおよびプロジェクト タイプ別の使用可能な機能」を参照してください。
.gif "ビデオへのリンク")
関連のビデオ デモについては、「How Do I: Use XML Mapping in Excel? (操作方法: Excel で XML マッピングを使用する)」を参照してください。
コントロールへのデータのバインド
XmlMappedRange コントロールは、1 つのデータ フィールドへのバインディング (単純データ バインディング) をサポートします。 ListObject コントロールは、複合データ バインディングをサポートし、セルに繰り返しスキーマ要素が割り当てられると自動的に作成されます。 詳細については、「ListObject コントロール」を参照してください。
XmlMappedRange コントロールは、DataBindings プロパティを使用してデータ ソースにバインドされます。 ワークシートのセルに XmlMappedRange が追加されると、割り当てられているセルのデータに基づいて Visual Studio によって自動的にデータ セットが生成され、コントロールがそのデータセットにバインドされます。 XmlMappedRange の既定のデータ バインディング プロパティは、Value2 です。
バインドされたデータセット内のデータがなんらかの機構をとおして更新された場合、XmlMappedRange コントロールはその変更を反映します。
書式設定
Microsoft.Office.Tools.Excel.XmlMappedRange コントロールには、Microsoft.Office.Interop.Excel.Range に適用するのと同じ書式設定を適用できます。 これには、罫線、フォント、数値の形式、およびスタイルがあります。
イベント
XmlMappedRange コントロールで使用できるイベントは次のとおりです。
参照
処理手順
方法 : ワークシートに XMLMappedRange コントロールを追加する
方法 : Visual Studio 内でワークシートにスキーマを割り当てる