方法 : ユーザーの選択に基づく条件付きインストールを設定する

Condition プロパティを使用すると、インストーラーに条件ロジックを追加できます。たとえば、ファイルを選択するかどうかをユーザーが選択できます。 インストールを行うとき、条件が評価され、条件が true の場合にだけファイルがインストールされます。

次に示すのは、[オプション ボタン ユーザー インターフェイス] ダイアログ ボックスを使い、条件付きでファイルをインストールする例です。

注意

お使いのマシンで、Visual Studio ユーザー インターフェイスの一部の要素の名前や場所が、次の手順とは異なる場合があります。 これらの要素は、使用している Visual Studio のエディションや独自の設定によって決まります。 詳細については、「Visual Studio の設定」を参照してください。

ユーザーの選択に基づいてファイルをインストールするには

  1. ユーザー インターフェイス エディターで、[インストール] の下の [開始] ノードを選択します。

  2. [操作] メニューの [ダイアログの追加] をクリックします。

  3. [ダイアログの追加] ダイアログ ボックスで、[オプション ボタン (2 ボタン)] ダイアログ ボックスを選択します。

  4. [操作] メニューの [上に移動] を 2 回クリックし、[オプション ボタン (2 ボタン)] ノードを [ようこそ] ノードのすぐ下まで移動します。

    注意

    カスタム ダイアログ ボックスはすべて、[インストール フォルダー] ダイアログ ボックス (Web Setup プロジェクトの場合は [インストール アドレス] ダイアログ ボックス) より前に置く必要があります。

  5. ユーザー インターフェイス エディターで、[オプション ボタン (2 ボタン)] ノードを選択します。 [プロパティ] ウィンドウの BodyText プロパティをクリックし、表示する選択の内容を入力します (例「readme ファイルをインストールしますか」)。

  6. Button1Label プロパティをクリックし、1 番目のオプション (例「readme ファイルをインストールする」) を入力します。

  7. Button2Label プロパティをクリックし、2 番目のオプション (例「readme ファイルをインストールしない」) を入力します。

  8. [表示] メニューの [エディター] をポイントし、[ファイル システム] をクリックします。

  9. ファイル システム エディターでファイルを選択します。

  10. [プロパティ] ウィンドウの Condition プロパティをクリックし、「BUTTON2=1」と入力します。

    この条件では、[オプション ボタン (2 ボタン)] ダイアログ ボックスの ButtonProperty プロパティ (BUTTON2) を使用します。このプロパティは、インストール中にどちらのボタンがクリックされたかにより、Button1Value プロパティ (1) または Button2Value プロパティ (2) を返します。 1 番目のボタンがクリックされた場合、条件 BUTTON2=1 は true と評価されて、ファイルがインストールされます。

    ヒント

    上の例では、ButtonProperty プロパティとして既定値の "BUTTON2" を使用しています。 普通は、"InstallReadme" などのもっとわかりやすい名前に変更します。

参照

参照

Condition プロパティ

その他の技術情報

配置でのユーザー インターフェイスの管理

配置でのファイルのインストール管理