標準データ ジェネレーターの種類
Visual Studio Premium には、定義済みのさまざまな標準データ ジェネレーターが含まれています。 標準データ ジェネレーターを使用すると、列のランダムなデータを生成できます。 たとえば、int 列がある場合、整数データ ジェネレーターを使用して、列のランダムなデータを作成できます。
すべての SQL データ型が、それに関連付けられた既定のデータ ジェネレーターを持っています。 既定のジェネレーターは、データ生成計画を作成するときに、特定の SQL データ型の列に自動的に割り当てられます。 既定のデータ ジェネレーターは、列を計画に追加するときにも割り当てられます。 詳細については、「SQL Server データ型用の既定のジェネレーター」を参照してください。
データ生成計画を調整することで、列に入力するデータの生成方法を制御できます。 各列に使用されるデータ ジェネレーターを指定できます。 各列でデータ ジェネレーターごとのプロパティを設定することもできます。 たとえば、birthdate という名前の smalldatetime 列がある場合、既定では DateTime ジェネレーターが割り当てられます。 Max プロパティを設定して、従業員が 18 歳以上というビジネス ルールを適用できます。 詳細については、「列へのデータ生成の詳細の指定」を参照してください。
標準データ ジェネレーター
標準データ ジェネレーターおよび生成されるデータの種類を次の表に示します。
ジェネレーター |
説明 |
|---|---|
Binary |
ランダムなバイナリ データを生成します。 |
Bit |
ランダムなビット値 (0 または 1) を生成します。 |
BigInt |
SQL bigint 型に対応するランダムな整数値を生成します。 |
DateTime |
ランダムな SQL DateTime 値を生成します。 |
DateTime2 |
ランダムな SQL DateTime2 値を生成します。 |
DateTimeOffset |
ランダムな SQL DateTimeOffset 値を生成します。 |
Data Bound |
あらかじめ決められたデータ ソースから選択された値を生成します。 返されたデータセットをキャッシュした後、データ ソースからデータがランダムに選択されます。 データ バインド ジェネレーターの詳細については、「データ バインド ジェネレーター」を参照してください。 |
Decimal |
ランダムな 10 進値を生成します。 |
Float |
SQL float 型に対応するランダムな浮動小数点値を生成します。 |
Foreign Key |
ランダムな外部キーを生成します。 |
GUID |
一意の識別子として機能する GUID を取得します。 |
Integer |
ランダムな整数値を生成します。 |
Image |
ランダムなイメージ値を生成します。 |
Money |
ランダムな通貨値を生成します。 |
Real |
SQL real 型に対応するランダムな浮動小数点値を生成します。 |
RegularExpression |
定義済みの正規表現と一致するランダムな Unicode 文字列を生成します。 このジェネレーターの詳細については、「正規表現ジェネレーター」を参照してください。 |
Sequential data bound |
あらかじめ決められたデータ ソースから選択された値を生成します。 データは、データ ソースから一度に 1 行ずつ選択されます。 値が返される順序は、クエリ ステートメントによって決まります。 順序は、クエリで ORDER BY 句を使用して制御できます。 |
SmallInt |
SQL smallint 型に対応するランダムな整数値を生成します。 |
String |
ランダムな文字列値を生成します。 列の SQL データ型によって、文字列は Unicode または非 Unicode になります。 |
TimeSpan |
ランダムな SQL TimeSpan 値を生成します。 |
TinyInt |
SQL tinyint 型に対応するランダムな整数値を生成します。 |