変換モード定数
#include <fcntl.h>
解説
記号定数 _O_BINARY および _O_TEXT は、ファイルの変換モード (_open および _sopen) またはストリームの変換モード (_setmode) を決定します。
次の値を指定できます。
_O_TEXT
ファイルをテキスト (変換) モードで開きます。 入力時にキャリッジ リターンとライン フィードの組み合わせ (CR-LF: carriage return – linefeed) が単独のライン フィード (LF: linefeed) に変換されます。 出力時には、LF 文字が CR-LF に変換されます。 また、Ctrl + Z は入力時に EOF (EOF: end-of-file) 文字として解釈されます。 読み出しモードまたは読み出しと書き込みの両方のモードで開かれたファイルでは、fopen がファイル末尾の Ctrl + Z の有無を調べ、削除できる場合は削除します。 この処理が行われる理由は、Ctrl + Z で終わるファイルの中身を fseek 関数および ftell 関数で移動するとき、ファイル末尾付近で fseek が正しく動作しないことがあるためです。_O_BINARY
ファイルをバイナリ (無変換) モードで開きます。 上の変換は抑制されます。_O_RAW
_O_BINARY と同じ機能です。 C 2.0 との互換性のためにサポートされています。
詳細については、「テキスト モードとバイナリ モードのファイル入出力」および「ファイル変換定数」を参照してください。